21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

人口が90%減少する地域

2016年03月06日 22時17分34秒 | Weblog
東日本大震災から5年が経とうとしている。

 震災後、住民の流出が進み人口が90%減少した地域もあるらしい。
復興が進めば、域外に流出した人口は回復するのか? 難しいだろう。


 日本全国で少子高齢化、人口減少が進んでいる。
地方村町に目を向ければ、人口が90%減少している地域は珍しくない。
そして、人の生活区域だったところに野生動物が進出してきている地域も珍しくない。

 「震災による被害」であれば「復興事業」を通して回復させることが可能だろう。しかし、人口減少は日本全国が抱える問題だ。被災地だけに限ったことじゃない。

 被災地を「被災地」として印象付け、「復興予算」を使い続けたい人たちがいるのは理解できる。

 しかし、「日本全体の問題」として正しい認識をし、正しい対策をとらなければ人口減少問題は解決しない。どれだけ被災地で資金を使っても、人口は回復しない。人口問題は地域の問題ではなく、国全体の問題である。


 戦略的に対策を取れれば、2000近い地方自治体のうち、10%ぐらいの地域では人口を増やすことが可能だろう。その分だけ他90%の地域からさらに加速度的に人口が減ることになる。

 全国各地の自治台で、平均的に人口を増やすためには、国全体の人口を増やす必要がある。「地域密着型」のような局所的な対処は、焼け石に水である。

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