21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

介護離職予備軍

2016年03月04日 14時02分47秒 | Weblog
両親、もしくは両親の兄弟が生きている人は「介護離職予備軍」だ。

 自分に兄弟がいたって関係ない。突然に介護をする必要が生まれ、仕事を辞めざるを得ない状況に追い込まれる可能性は十分にある。


 「少子化対策」でも「育児の現実を知らない人たちが非現実的な政策を作っている」って批判がある。介護でも、介護の現実を知らない人たちが非現実的な政策を作っている。

 幼稚園・保育園の経営者が子育ての現実を知らないように、介護施設の経営者も介護の現実を知らない。現場を知っている人を政策決定に参加させる必要がある。


 平均寿命が55歳だった時に理想とした介護体制は、平均寿命が80歳の現代では成り立たない。介護者と被介護者のバランスが著しく崩れている。だれにでも介護離職リスクのある時代である。

 現実に目を向けた政策が求められる。そして、有権者に現実を認識してもらう必要がある。
有権者が高い理想を忘れられず、政治家が非現実的な理想を追いかけるために国富を浪費すれば、将来的には国家財政の破綻につながる。

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