21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

学力崩壊&競争激化

2006年12月17日 10時08分36秒 | Weblog
 「学力崩壊」と叫ばれて久しい。しかしその議論の根拠になっている物は何だろうか? ここで「学力崩壊」と言われるの根拠を1つ上げてみよう。とりあえず,近くの鏡を覗き込んで欲しい。誰の顔が映っているだろうか????? 多分その人物は日本で義務教育を修了し、高校へ進学し、大学を卒業しているはずだ。しかし,本当にその「学歴」に合うだけの能力があると、あなたは言えるだろうか?  大した能力も身につけられていないような人間が学校を「卒業」していっている。その後、正しい教育・再教育を受けること無く。それが私が日本での学力崩壊を訴えたい理由だ。多分この「大した能力の無い人物」には私も含まれている/だろう。{/kaeru_night
 とりあえず、学力崩壊は決して今に始まったことではない。また、そのために、教育機方法について議論している人物達もみんな「ただの馬鹿だ」と私は言いたい。

 さて日本で、では何故「優秀だ」と言われて来た馬鹿達が正しく「馬鹿だ」と認識されるようになってきたのだろうか? その為には,日本人が優秀だと言われていた’80年代と現代を比べてみなければならない。この2つの時代の間にある大きな違いの1つは教育による「競争の激化」だ。
 ’80年代の時点でも既に世界人口は40億人を超えていた。しかしこの内、教育を受ける機会を得、世界での競争に参加していたのは先進国で生まれ育った2億人程度の人々だけだっただろう。 現在では、世界人口は60億人を雄に超え、教育の機会を得、世界競争に参加している人口数も、発展途上国を含め、10億人に達しようとしているのではないのだろうか?
 世界的な教育機会の平等の普及が、エセ教育機関からの卒業生の化けの皮を剥ぎ、日本人を「優秀な国民」から「馬鹿の集まり」にふるい落したのだと思う。
 まさか、世界戦争を起こして、人々から教育の機会を奪うようなことはできないだろう。世界中の子供達が教育の機会を得ようとしている今こそ、日本では国際競争力を身につけるために、真に役立つ教育制度が必要とされている。

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