21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

富士海上火災保険め!!!!

2007年08月08日 07時31分09秒 | Weblog
ノートパソコンを空き巣に持って行かれてから、約一ヶ月。ずっと、保険会社からの音信が不通だったが、先日やっと保険金が下りる事が決まって、その金額を通知する封書が来た。なんとその金額、約$200、、、、、、、

どうも私が2年前に$3000で買ったノートパソコンの価値は$200程度らしいです。。。。。。。むちゃなことを承知で言わせてもらえれば、最近の商品取引所での純金の取引価格が2600円/g。 パソコンの内部には電気回線用として、相当量の純金が使われているので、空き巣はパソコンを溶かして売っただけでも、私が保険会社から受け取るのよりも、儲けられる事になります。(ちなみに、55GBだったハードディスクだけ外して、中古店で売ったとしても$200以上にはなるはず)(保険会社の決定は、ブック・バリューの計算方法は現実を無視している)

そうじゃなくても、この富士会場火災保険の算定基準はおかしい.私の持っていたアップル・PowerBook・G4、二年前の物であってもかなり状態も良かった。リサイクルショップなんかに持って行けば、少なくとも$1500以上では売れたはず。だから、警察の人の話によれば、「空き巣は盗品を足のつきにくいオンライン・オークションで$500ぐらいでたたき売るんじゃないか」とのこと。やっぱり、空き巣さんの方が儲けている事になります.(保険会社の決定は、市場価格から乖離している)

大体$200じゃ、たとえ中古のパソコンであっても買えない。これじゃあ、保険をかけている意味が無いよ。(保険会社の決定は、replacement costsも無視している)

パソコンの価値が時とともに増加するのか/減少するのかにも議論のしどころがある。食べ物ならまだしも、金属の固まりであるパソコンの価値は、時が経つとともに減少するんですか? まぁ、確かにそっちの方が’減価償却’の原理に従っているし、古くなれば故障する確率も高まるかもしれない.

今回、パソコンを盗まれてみて私が思ったのは、パソコンの価値は時とともに増加するということ。基本的な所では、使えば使う程、新しいソフトウェアをダウンロードして行くわけで、そのソフトの値段がパソコンの価値に上乗せされる事になる.私の場合、他にもオンライン上で購入した音楽や映像が大量に入っていたので、パソコンの価値には、その購入費用分も上乗せされても良いはずだ。。。。。今回は、パソコンごとデータを持って行かれたわけだけども、「CD/DVDを盗まれた場合」のような対応を保険会社が取ってくれても良かったのに。

あと、気分的な問題として。パソコンの中のデータには家族/サークルでの旅行の時の写真や友達のアドレス、この二年間のメールのやり取りの記録(私がどんな仕事をいつしていたか)が入っていた。まぁ、私個人にとってのパソコンの感情的価値なんて保険会社には関係ない話なんだろうけどね。

とりあえず、保険を請求してから一ヶ月、やっとおりた保険金の額に納得がいかない私は、すぐに保険会社に電話をかけ直してみました。「担当者と相談してから、こちらから電話をかけ直します」と言われたまま、まだ、電話はかかって来ていません.......もしかしたら、このまま時効になるのかな?

日本保険会社って皆こんなもんなんですか?(だからこそ、この前に「保険金不払いの大量発覚」で大問題になったんだろうけど) どこかに、富士海上火災保険よりマシな所は無いのかな?