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坂木司 『和菓子のアン』

2012年10月28日 | 読書

坂木司 『和菓子のアン』



主人公の杏子(アンちゃん)は高校卒業後、デパ地下の和菓子屋「みつ屋」で働き始める。
個性的な店長の椿や職人希望の社員である立花、同じアルバイトの桜井と、
「みつ屋」に訪れるお客さんたちをめぐる、日常ミステリー。

アンちゃんは少し太めの女の子で、何も取り柄がないと思っていて、自分に自信を持っていない。
働く場所を決める時、お洒落な洋服屋、ジュエリー系はダメで、
フリフリの制服のお店ではまずいと思い、無難な和菓子屋に決めている。
そんなアンちゃんの「みつ屋」での一年が、ミステリーとして描かれています。

とっても、面白かったです。
坂木さんの作品は、何作か読んでいますが、一番好きかも。
この作品もそうですが、クリーニング屋、宅配便等を扱ったお仕事ミステリーで、
色んな裏話も読めて、ミステリーも含めてとても楽しく読むことが出来ます。

後、これを読み終えると、というより読んでいる最中も、和菓子が食べたくなります。
私は洋菓子、和菓子どちらが好きかと聞かれても、両方好きで選べません!
和菓子ではおはぎとかお団子とかを好んで食べていましたが、
あまり食べる機会がなかった上生菓子がスゴク食べたくなりました。

私が住んでいる町にはデパートはないので、近所の和菓子屋に行って買ってしまいました~



このまま、もみじ、という上生菓子。
美味しかった~
これから季節を感じながら、食べていきたい!

後、最後の一行がグッときました。
続編是非読みたい。


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