『恐竜2009 ~砂漠の奇跡』 その1

2009-09-19 23:28:00 | 美術館&博物館など


 写真がたまる一方ですが、27日で終わってしまう『恐竜展2009 ~砂漠の奇跡』展の記事から書いていきましょう。写真はニワトリさんが最も好きな(剣竜)ステゴサウルス。明日明後日はナイトツアーも計画されています。もしかすると、彼らが動き回っているところが見られるかも? 休日は混んでいるかもしれませんが、是非!


 最初のステージは、恐竜学が確立されたカーネギー発掘地(ユタ州)から。カーネギーホールで有名な大富豪カーネギーが資金面でバックアップしていた。あたかも、ディプロドクスが右後方のアロサウルスに襲われて倒れたかのように、全身復元骨格模型が展示されている。ガラスケースの骨盤はディプロドクスのもの。大腿骨も展示されていた。


 成長すると、最大20mに達したカマロサウルスの亜成体(子供)。1925年に発掘され、最初に復元されたカマロサウルスで、最も完全な竜脚類の全身骨格の一つ。


 1920~22年に発掘されたステゴザウルス。カーネギー発掘地から、アパトサウルス、ディプロドクス、バロサウルス、カマロサウルス、アロサウルス、ケラトサウルス、トルボサウルス、ステゴサウルスなど、350トンの化石の中から20種類以上の恐竜の骨が掘り出された。


 第2ステージは、全国の少年たちの憧れの地だったゴビ砂漠から。写真のプロトケラトプスは現在までに100体以上発掘されている。


 恐竜展の目玉の一つが、この巨大な羽毛恐竜ギガントラプトル。全長8m体重1.4トン。体重=数キロ、子育てをしていたことがわかった恐竜=オヴィラプトル(卵泥棒の意)から進化した。なぜ巨大化を選んだのか?


(右)ギガントラプトルの想像図。羽毛恐竜は小さいというのが定説だったが、この大きさにはびっくり~!
(左)最近、映画で一躍有名になったヴェロキラプトルにも羽毛が生えていたことがわかった。完璧主義者のスピルバーグは、作品を手直しするのだろうか?

 金曜夜は、久しぶりに朝帰り(4時)になってしまいました。猫が起きる時間だなあ~と思ったら、やっぱり起きて、色々悪さをしていました。


ゾウのいた城 ~アジアゾウのウメ子さん、旅立つ・・・

2009-09-17 23:55:50 | 自然&いきもの+ゾウのはな子




今夏のウメ子


 長い一日を終えて帰宅すると(昨日の昼からだから30時間強)、一大ニュースが目にとまりました。といっても、鳩山内閣誕生の報道にまぎれてそっとどこかへ去ってゆくに違いないと思ったところ、全くその逆で(自分が主役になれない)その日をわざと避けたかのように、その翌日カメラのフラッシュライトを堂々と浴びた上に、解雇した筈の事務所がお膳立てした(質問には応じない)一方的な記者会見とはいえ、普通だったら重圧で押しつぶされてしまう壇上に、完璧なメイクと舌を巻く強心臓で立ち、再起に向けて最初のハードルを見事クリアした芸能人のことではありません。
(渡された台詞は陳腐でしたが・・・ところで、ウィノナ・ライダーは今どうしているのだろう?)

 小田原城址公園内にある小田原動物園(無料)の人気者だったアジアゾウのウメ子が、今朝他界しました。井の頭自然文化園の「はな子」と同じ62歳でした。忙しさが一段落したら、20年ぶりに!会いに行こうと思っていただけに、とても残念です。
 62歳のアジアゾウというと、いつ亡くなっても不思議がないぐらい高齢なのですが、ウメ子は亡くなる前日まで普段と変わらない元気な姿を見せてくれていたそうです。それだけに、「なのにどうして?」と思う気持ちも多少あるけど、闘病生活の果てに死ぬのも気の毒な気がするし、天命を成就したのだと勝手に思わせてください。心からご冥福を祈ります。そして、はな子のことをどうか上空から見守っていてくださいね~♪

 ウメ子のゾウ舎(運動場)は小田原城天守閣のほぼ真下にありました。お城といえば松だけど、小田原城は天守閣とゾウを同時に見られるユニークな城として知られていました。天守閣を背景にしたゾウの写真をご覧になったことがありません? 宝物のような風景がまた一つ消えてしまいました。


 こちらは、ウメ子が還暦を迎えたときのミニコミ誌から。同じ昭和25年生まれのウメ子とはな子だが、上野動物園時代は同じ檻の餌を食べていたらしい。


『向島 墨東の色町』

2009-09-16 11:03:00 | 美術館&博物館など


 【テプコ浅草】では、山本高さんの名作『向島 墨東の色町』と『見世物小屋の立つ縁日』も、360度どの方向からも見えるよう展示されていました。青梅の【昭和幻燈館】で何度も見ていますが、正面からの展示だったので、写真集でしか見られなかった細部の細部を確かめることができ、最高でした! この後、作品は【昭和幻燈館】に戻るのでしょうか? その際は、同じような展示の仕方にしてもらえたら幸いです。


 のら猫に餌をあげる女性。とても好きな図なのですが、この角度で見られる機会が訪れて大喜び! 縦で撮ろうか横で撮ろうか散々悩みました。漆喰&タイル貼りの一階と二階の木造部分が対比できるように、縦でも撮っておけば良かった・・・しかも女性に気を取られて、ハート形をした明かりとりが電柱で隠れてしまっています。家に戻ってから、プロが撮影した写真集を見て、自分の腕のなさにがっかり。それはともかく、カレーの広告や木製のゴミ箱も懐かしいですね。あったあった、こんなの・・・。


(左)ちょうど大正モダンの頃だったのでしょうか、和洋折衷の魅力的な建物です。タイル貼りは遊郭独特の装いだったそうですが(今だと高速インターを降りたところのホテル街が毒々しくも不思議な魅力を醸し出していますね)、その時代を知らない自分には、単純に美しく心惹かれる佇まいです。売春禁止法が成立して、ここに描かれている玉の井を始めとする遊郭は跡形もなく姿を消しましたが、ほんの少しだけ当時の面影を偲ばせる建物が残されている場所もあるとか・・・このあたりをくまなく歩いてみようかなあ? 実はこの写真の奥の路地で、女性たちが紺色の上着を着た男性に声をかけていて(かすかに洋服が見えてます)、写真集では凄くいい感じに撮れていました。素人とプロの差だね・・・。
(右)防火水槽と木の電信柱にかけられた裸電球。小さい頃に自分も見た覚えがあり、ノスタルジアを感じます。



 開口された1階の待ち合い(左)と二階の部屋(右)。この面も、なかなか正面から見ることができません。やり手婆さんとハゲ親父が、いかにも・・・といった感じ。


 またしてもカメラを向けてしまった美しい娘(左上)と、屋台でおだをあげている?荷風先生(右中)。荷風先生は橋の上にもおられます(左下)。永井荷風原作の『濹東綺譚』は、1960年(監督=豊田四朗、主演=山本富士子)と1992年(監督=新藤兼人、主演=墨田ユキ)に映画化されています。「ぬけられます」の看板も有名で、神代辰巳監督が宮下順子主演で『赤線玉の井 ぬけられます』(1974)という題名の映画を作っています。

 今日&明日を乗り切ればひと息つける? 来週の大ヤマに備えて準備もしなければいけないのですが、何とかなるで乗り切るしかない! くるみさんはタンス・ベッドでずっと寝ています・・・。


ビニール傘の不幸な一生

2009-09-15 23:59:10 | 独り言&拾いもの


 先週の土曜日、てるてる坊主100個より強力な雨を避ける性質を遺憾なく発揮して、静かで充実した午後のひとときを過ごすことができました。仕事を終え家路につくなり、ポツンポツンと雨が降り出してきました。
(3万歩に乗せるため、家まで遠回りして歩かなければ、本降りになる前に戻っていた)
 明日の仕事の絡みもあって、【ブックオフ】に寄って店を出たときのこと、「あれ、傘がない・・・」

 入るときはまだ大したことがなかったのですが、出るときには本降りの雨になっていました。どこかのバカ野郎が、これ幸いと、傘立てから盗んでいったのでしょう。憮然として、店員に「傘がなくなっているんだけど・・・」と声をかけました。
 店員は「そう言われても・・・」と言ったきり、カウンターから動こうとしません。
「そう言われても、何なんだよ。盗られた奴が悪いとでも言いたいのか? 代傘を持ってこいよ。忘れていった傘とかあるだろうが!」と、怒鳴りつけたいところでしたが、いくら腹を立てているからといって、盗人ではない彼に当たり散らしても仕方ありません。でも、その場に立ち続けました。
 すると店員は、明らかにムッとした表情で無言のままレジカウンターを離れました。傘を捜しに行ったのでしょうか? しばらくして、「お貸しできる傘はありません」とだけ言い捨てて、店員はレジカウンターに戻りました。こちらとしては、犯人に代ってひと言「申し訳ございませんでした」と言ってくれれば気が収まったのに、いよいよ腹が立ってきました。
 古本屋は好きでも、このチェーン店は昔からどうも虫が好かず、ロータリー内にある「みちくさ」と違って、これまで一度しか寄ったことがなかったのですが、この一件でまたまた印象が悪くなりました。とっとと店を出て、斜め向かいの「西友」に寄り、駅前の東西書店で月刊『アーマーモデリング』と竹田津実さんの『子ぎつねヘレンがのこしたもの』を買いました。スーパーでも書店でも、ビニール傘が売られていましたが、ニワトリさんが見向きもしなかったのは言うまでもありません。

 何でこんなことを書いたのかというと、昨日の東京新聞に「風に舞うビニール傘」という特集記事が掲載されていたからです。それによると、「1本300円のビニール傘とは、雨が降っている間だけ使われ、雨が降りやんだ途端にモノとしての価値がゼロになってしまうもの」らしいのです。殆どの人が外出時に傘を持ち歩かず、雨が降ったら300円出して買えばいいと考えていて、それだけのためにわざわざ買うのは嫌だから「傘立てから持ってきてしまえばいい」と考える輩も現れるのでしょう。
 台風が過ぎ去った8月31日の夜、渋谷の駅前には捨てられたビニール傘の山があちこちにでき、目の前で傘を投げ捨てた男性に話しかけてみたら、「もう雨やんだだろ」という答えが返ってきたそうです。私の場合、例えビニール傘でも捨てるという行為ができないのですが、傘の置き忘れが多々あり、お気に入りの傘を電車の中に忘れてきてからは、ビニール傘以外は持ち歩かなくなってしまいました(今の職場になってからは、いつも折りたたみ傘を持っている)。
 取材を続けているうちに、日本は傘に関しても世界一の消費国だったことが判明します。年間販売本数は人口と同じ1億3000万本! そのうち9割がビニール傘だそうです。名古屋工業大学のアンケート調査では、6人に一人がビニール傘の使用期間を「一日だけ」と答えていて、実に1900万本が買ったその日に捨てられている計算になります。ビニール傘は売り物にならないので、ホームレスの人も拾わないとか・・・。
 
 ゴミ収集された傘の骨は金属としてリサイクルされ、ポリエステル部分などは燃やされています。「リサイクルされるなら便利な使い捨てでもいいじゃないか」という意見に対して、記事では「1日で捨てられている傘1900万本を処理するのに、年間1億4千万円の税金が使われている」ことを指摘しています。
 ビニール傘は、安いものだと100円で売られているそうですが、この「安さ」というやつも使い捨てにひと役買っているようです。安かろう悪かろうでも儲かればいいという業者と、一回だけ雨をしのげればいいという消費者がいるせいで、一回使えば壊れてしまうような激安の傘がどんどん作られ、そして捨てられている・・・この環境悪循環の輪から逃れるには、ありきたりだけど、意識を変えるしかないでしょう。
 
 そもそも「雨」というだけで、マイナスのイメージしかなく、そこらへんから変えていかなければなりません。ずっと昔に書きましたが、雨に濡れた風景は実に美しく、雨音を聴いたり雨だれを眺めるとか、そんな楽しみ方もあるし、どこへ行っても普段より空いている、といったメリットもあります。レインコートや長靴や傘で雰囲気を変えてみるのもいいでしょう。片岡義男さんも、雨と番傘の魅力についてあるコラムで書いていました(切り取った記事を机の上に置いたら、くるみさんに引き裂かれてしまいました)。番傘、私も好きです。雨に打たれたときの音が良くて、色が良くて、油紙の香りがまた良くてね~♪ 
 大量生産大量消費の悪循環(それが経済成長ならしなくていい)を断ち切るのは、やはりモノに対する偏愛(愛着)ではないでしょうか。ビニール傘が「マイ傘」になり得るかは、今後の課題だけれど(やはり丈夫な傘が欲しい)、記事の最後に書いてあったように「愛着がエコに結び付く仕組み」を社会全体でつくる必要があると思います。リサイクル=エコではなくて。


「浅草ロック座」

2009-09-14 11:11:11 | 美術館&博物館など


 ヂオラマ作家の山本高樹さんの新作『浅草ロック座』を【テプコ浅草】で見てきました。角度によってはガラスケースに外の景色が写りこんでしまい、良い写真が撮れませんでしたが、凄い凄い楽しい凄い! いつまで眺めていても飽きません。
 普段は青梅にある『向島 墨東の色街』などもこちらで展示されていて、通常だったらなかなか見ることのできない奥や裏側まで、あらゆる角度からじっくり見ることができました。


右手は舞台裏。生き生きとした情景が描かれています。


建物の裏もこのとおり! 詳しい資料が残されていないので想像力で再現したとか・・・


左手は、レビューの真っ最中。満員御礼ですね~♪


 出番前の踊り子と楽屋で歓談する荷風先生、舞台の袖から仲間を見守る踊り子・・・駆けてゆく踊り子はどこへ向かっているところでしょう? ヂオラマの中に小さなドラマが幾つも内包されています。
 『墨東の色町』でも新たな発見があったのですが、もう時間がありません。それについては明日にでも・・・


夏休みの採点表?

2009-09-13 22:33:00 | 独り言&拾いもの


 今年は「くるみ」さんがやってきたため、例年のような旅行に出かけられなかったのですが、夏休み前に計画していたことがどれくらい達成できたか、採点してみましょう。
(実際の夏休みは四日間でも小&中学時代と同じように7月21日から8月31日までを夏休み期間にした。大人になった今は「18きっぷ」の使用期間を夏休みとしてもよさそうだ)

1.鉄道
 今年は「18きっぷ」を使わなかったけれど、その代わりに「ツーデーパス」を使って、JR鹿島線とJR小海線に乗った。天候にも恵まれ、狙いどおりの駅で下車、夏を満喫できた。一日目に3万5千歩も歩いてしまったせいか、二日目は小淵沢から大ループまで歩かずに帰ってしまった。年齢に応じたペース配分を考えないと・・・。

2.アオガエル君(Ninja250R)
 夏の終わりに町田と青梅に行くのに使った程度で、走行距離はまだ2750km。ちびっこさんがアフターパーツを色々テストしてくれるので、今後の楽しみがどんどん増えているが、まずは3000kmを突破せよ!

3.映画
 予定していた映画は殆ど見ることができ、『女の子ものがたり』と『色即ぜねれいしょん』は今夏の思い出になった。思いがけない拾いものになった『私は猫ストーカー』と原作者のハルミンさんを知ることができたのは、全て「くるみ」さんのおかげ? 残る映画は『グッド・バッド・ウィアード』と『あんにょん由美香』のみ。『ボルト』はブルーレイで買えばいいが、チェコのクレイ・アニメ『屋根裏のポムネンカ』は映画館で見るべきだった・・・(ブルーレイで発売されるわけないもの)。

4.展覧会&イベント
 休みと仕事の合間を縫ってオールクリア。幕張の『恐竜展2009』や、渋谷の『ベルギー幻想美術館(久しぶりに、ポール・デルヴォーも)、町田の『驚異の部屋へようこそ!展』など、貸し切り状態に近い感じで鑑賞できたのは【◎】。エイミー・マンのライブにも行けたし、赤塚さんちの菊千代にも会えたし、山本高樹さんの『青梅猫町通り』『浅草ロック座』も見ることができて大満足。ルネ・ラリック展は混雑していた新国立美術館を回避、ツーリングも兼ね熱海のMOA美術館で鑑賞する予定。

5.模型など・・・
 くるみさんに壊されたものを修理しただけで、手つかずのまま。さらに『鉄道模型 少年時代』が創刊され、どうしよう~♪ 

6.貯金
 どころか、DVDプレイヤーが壊れたこともあって、今夏はマイナス12万円の赤字。貯金はないに等しいが、贅沢ビンボーだから同情の余地はない。

7.今後の傾向(切手と登山)
 町田市版画博物館市民展示室の切手コレクションを見て、いきなり再点火。郵便局に走る前に、屋根裏のどこかにある古い切手アルバムを見つけ出そう~♪
 高尾山に登り、登山熱にも点火寸前。歩いてみたいのは燕岳の稜線と苗場山の山頂湿原だけど、トレーニングも兼ねて、かつて歩いた奥多摩&武蔵の山々の再訪問から始めよう?

 良く動いたことは動いたけれど、体力落ちました。それにしても、記事が全然追いつきません・・・。


週刊『鉄道模型 少年時代』と、ぷらもでる!

2009-09-13 10:33:00 | 模型&おもちゃ


 ツートンの国鉄色に塗られたキハ04形(『鉄道模型 少年時代』)と、くるみさんが壊した昔の通勤電車=モ1031(『昭和の鉄道模型を作る』)。山手線では、往年のマルーンにラッピングされた復刻車両が走っている。


 全50冊買ったものの、週刊『昭和の鉄道模型を作る』は、未だに部屋の片隅で「積ん読」状態のままです。だから、講談社から週刊『鉄道模型 少年時代』(全75週)が創刊されたとき、手を出すのは絶対やめようと思いました。でも、手に取るだけならいいだろうと、書店で立ち読みしていたら、『~少年時代』のレイアウトは、夜の走行も楽しめるよう、建物内部や露店に灯が点る仕掛けになっていました。最終週まで完走すれば、ライトや車内灯が点灯する車両がもらえます(動力ユニットは含まれていないので、下回りを交換させるか、別に購入する必要がある)。
 同じ要領で、『昭和の鉄道模型』にも電気配線を施せたら素敵だな、と思いました。
そして、これが決め手になってしまったのですが、毎号付属するパーツの組み立て方を指南してくれるのが、月刊『アーマーモデリング』というマニアックな戦車模型雑誌に突如降臨した美女=高木あずささんではありませんか!(スタートアップの解説DVDでは醜いおっさん?の指でしたが、紙面では彼女の美しい指が実際にパーツを組んでいます)
 さらに彼女は、「ジオラマ・グレードアップ講座」のナビゲーターも担当していました。鉄道模型に限らず模型は、ディテールアップを図ることで驚くほどリアリティを増していきます(塗装だけでも色々な方法がある)。少しでも学ぶことができれば、Nゲージのミニ・ジオラマや、戦車模型、艦船模型、航空機模型、車模型にも応用できるでしょう。そのガイド役を務めてくれるのが、何度も言うけど彼女だから、一粒で二度おいしい?


 戦車模型作りが趣味のグラビアアイドル・・・そんな人、絶対いないと思っていたけれど、いたんですね。それも飛びきりの美女が! 月刊『アーマーモデリング』4月号の巻頭インタビューに登場した彼女が、(反響の嵐だったのでしょう)6月号からレギュラー執筆陣に加わりました。長年この雑誌を愛読していますが、初めての快挙です。それ以来自分も、雑誌を手に取ると、まず彼女のコラムが掲載されている最後の頁(裏表紙の裏)から目を通すようになりました。今月号では、これまで缶スプレーと筆塗りだった彼女が、ついにエアブラシ(それも本格的な)を購入した次第が綴られていました。おいらも欲しいなあ~、エアブラシ・・・。
 でもその前に、工作部屋の問題と、工作に取り組む時間をどうやって確保するか考えないと・・・。作ってなんぼのプラモデルだけど、気がついたら店頭から姿を消していたりするので、「これは!」と思うものは押さえておく必要があります。こちらの方の「箱」も、しだいに高層ビルの様相を呈してきました。


    

(左)映画『キャッチ22』と、ギャビン・ライアルの小説『本番台本』でファンになった双発爆撃機B25ミッチェル(1/72 スケール)。たまらず買ってしまったが、形になるのはいつ? ノーズアートも魅力的なこのモデル、友人に作ってもらおうかな?
(右)初めて作ったプラモデルが重巡洋艦「利根」。続いて巡洋戦艦「榛名」、軽巡時代の「熊野」と続く。1971年に産声を上げた1/700艦船模型「ウォーターライン・シリーズ」がニワトリさんの僅かなプラモデル史(小6~高1まで)の原点だった。今、艦船模型は1/350の大型模型を含め、かつてない盛り上がりを見せている。スタート時は初心者向けだったが、超絶ディテールアップが可能となった今は一番難易度が高い?


    

 田宮模型の「1/35 MM(ミリタリー・ミニチュア)シリーズ」は、冬の時代を乗り越え、今年でついに300点を数えるようになった。左は、初期の名作「Ⅱ号戦車」(No.9)と「マチルダ戦車」(No.24)。Ⅱ号戦車はロンメル率いるアフリカ軍団の兵士が5体ついて200円と、中学生のお小遣いでも買うことができた。右は、リニューアルされた「Ⅱ号戦車」(No.299)と、「マチルダ戦車」(No.300)。形式が異なるので、旧番も引き続き販売される(筈)。プラモデルは「箱絵」も重要だが、MMシリーズはこれがまた素晴らしい。

 今週は日曜日も仕事です。週刊『鉄道模型 少年時代』のHPは、 → ここをクリック


あふたぬーん・みゅーじあむ ~恐竜2009

2009-09-11 22:53:00 | 美術館&博物館など

来場者は20万人を突破、でも今日は待ち時間なし・・・確かに奇跡です。


 午後から海浜幕張まで電車に揺られ、『恐竜2009 砂漠の奇跡!』展に行ってきました。
 夏休みや土日は人でごったがえしているだろうから、行くなら今日しかないと思っていたのですが、
奇跡のように空いていました。
 14時50分と会場入りは遅かったけれど、余裕を持って見学することができました。閉館30分前の1
6時30分頃から写真撮影も容易になり、最後の10分間はほぼ貸し切り状態! 
 会場を逆走する私を不審に思ったのか、スタッフの兄ちゃんが「どこへ行かれるんですか?」
などと聞いてきたので、「時間まで好きな恐竜と一緒にいたくて」と無邪気に答え、
(瞳は「どこにいようと、お前の知ったことじゃないだろう」と脅していましたが)
大好きなステゴザウルス、マメンキサウルス、スピノサウルスと一対一で過ごしました。
 『ナイト・ミュージアム』ならぬ「あふたぬーん・みゅーじあむ」だけど、そのとき奇跡が起こりました。
妄想ではありません。誰もいなくなったのを見計らって、彼らは動き出すんですよ~♪


 全長35m!のマメンキサウルス。長~い首だけで16.9mもある。全長8mの肉食恐竜シンラプトルや
ニンゲンと比べると、その巨大さがよくわかります。


 全長17mの巨大スピノサウルスも今回の目玉の一つ。この恐竜なら、『ジュラシックパークⅢ』のように
ティラノサウルスも倒せそうだが、顎の力が強くないので実際は勝負にならないらしい。
 ワニのように獲物をくわえて捻る動きはできず、サギなどの水鳥が水中の生きものをついばむ感じで
魚を捕えては、鳥と同じように丸呑みしていたとか。
(恐竜展の詳細はのちほど・・・)

 『恐竜2009 砂漠の奇跡』の公式HPは、 → ここをクリック


趣味悠々 ~デジタル一眼レフで巡るローカル線の旅

2009-09-10 23:58:35 | 鉄道紀行&乗り物



 広田さんと行く「ローカル線の旅」  ~ 第2回はJR小海線!でした。写真は有名な小淵沢の大ループです。車内から後方を振り返り撮影しました。番組では小淵沢からここまで歩いて撮影しています。
 列車は小淵沢を出発すると、右に大きな弧を描き、車窓の景色も南アルプスから八ヶ岳へとダイナミックに変化します。初めて乗ったときは「もう一度味わいたくて」小淵沢に引き返しました。
 ガラス窓の写りこみが少なく、人工物も写っていない「大ループ」の写真もあるのですが、この写真をあえて引っ張り出したのは、テキストに掲載されている「小淵沢の大ループにて」の前景になっている三本の樹木が写っていたからです。
 晴れていれば、このように土手の向こうに南アルプスの山々が浮かび上がるのですが、今日の放送を見たら、撮影日はあいにくの雨模様だったことがわかりました。それでも、そこにあった樹木を前景に作品を作ってしまうのだから、さすがプロ! この写真とテキストの写真を見比べると、写真は足し算ではなくて引き算だと言われる理由が感覚的にわかります。

 Angela あんこさんが注目していた水曜10時のNHK趣味悠々「山で元気に」は、私もたびたび見て山心?を大いに刺激されていますが、先週から始まった木曜10時の趣味悠々「デジタル一眼レフで巡るローカル線の旅」も一粒で二度おいしい=【乗り鉄(降り鉄)+撮り鉄】番組で、しかも講師を務めてくれるのが、60年以上撮り続けている鉄道写真の神様で、日本の鉄道の生き証人と言っても良い広田尚敬さんです。
 それだけで必見ですが、今回取り上げられている鉄道に、(まだたった2年前の話だけれど)初めての鉄道旅行で乗った「島原鉄道」や、初めて蒸気機関車で走った「磐越西線」に、大好きな「わたらせ渓谷鐡道」や「小海線」が取り上げられているのだから、もう絶対見逃すわけにはいきません。ほんと、この年になって面白いことが次から次へと現れるとは、それまで何をしていたのか疑問を禁じ得ませんが、嬉しい悲鳴を上げています~♪


 広田さんたちは高岩でも途中下車していましたが(テキストでは割愛されている)、小海線は野辺山から先も魅力的な駅がたくさんあって、今回ニワトリさんは青沼で降りてみました。天を指している踏切は、青沼から羽黒下まで歩く途中に見かけたもの。


 こちらは本邦初公開! 滝の上を走るキハ(JR烏山線)。あいにくの天気だったけれど、大雨で増水し大瀑布と化していた。列車が通るまで約1時間、滝の近くで待機したけれど、正直怖かった・・・。


 広田さんたちは九州まで撮影旅行へ出かける・・・島原鉄道は、鉄歴が広田さんの20分の1しかない自分にも思い出深い鉄道だ。この年の秋に退社することがこの時点でわかっていれば、島原で少なくても一泊しただろう。島原外港~加津佐間の廃止と旧型起動車の廃車が恨めしい。多くの人や子供たちに愛された鉄道(車両)だったのに・・・(島原鉄道は第4回に登場します)。


 新潟~会津若松間を走るC57-180に乗るなら、新幹線にも乗り放題の「土日きっぷ」を利用すると、思いきり遊ぶことができる。写真は会津若松に到着し、転車台にバックで向かうところ。良い写真が全然なかったので、また乗らないと?(磐越西線C57は最終回に登場します) 


 わたらせ渓谷鐡道も、一年中楽しめる大好きな鉄道だ。降りる駅にはことかかない。去年の夏の記事もちゃんと書かないと・・・(わたらせ渓谷鐡道は第5回に登場します)


ネコの置き物?

2009-09-09 10:50:00 | 自然&いきもの+ゾウのはな子

最近見つけたお気に入りの場所。ベッドより良く眠れるようです・・・


 早いもので、「くるみ」さんが家に来てからそろそろ三ヶ月になります。写真がたまってきたので、そろそろ一つにまとめてアルバムを作ってあげようと思いました。
(そうでないと、もうどこに何が入っているか、わけがわからなくなっている)
 昨晩、上の妹が犬のルーを連れて遊びに来ました。ルーが落ち着いたところで、自分が「くるみ」さんを抱いて、リビングへそっと降りてみたのですが、彼女は犬の姿をチラッと見るなり、脱兎のごとく部屋へ駆け上がってしまい、残念ながら「ご対面」には至りませんでした。くるみさんは、そのことを覚えていたのか、今朝も恐る恐るリビングへ降りて行きました。「ご対面」は、なかなか難しそうですね~。


 ときどき置き物のようにじっとしているため、どこにいるのか気づかないときがあります。
(写真は約2か月前。お土産にもらったアラジンのランプは、このあと1階へ避難させてました。ジャックとサリーは今のところ無事です)
 このときは、オーディオラックの上で香箱座りをしていたのですが、完全に風景に溶けこんでいました。【日本ビクター】のトレードマークになっているダルメシアンの置き物のようだと思い、そっとカメラを構えたのですが、その瞬間を計ったかのように、そっぽを向きました。う~ん、残念・・・。


 こちらの写真は、昨日のお昼に夜勤明けで帰宅したときです。「どこにいるんだろう?」と、部屋の中をくるくる見渡すと・・・「いた~~っ!」
 同じく「拾われっ子」の「トシ子2」と並んで寝ていました。ぬいぐるみと同化している姿があまりに面白かったので、そっとカメラを向けたところ顔を上げ・・・「(スピーカーの上だけど)怒らないから、もう一度寝てごらん」と、猫なで声でシャッターチャンスを狙っていたのですが、彼女はひょんと飛び降りて、足にじゃれついて来ました。


 洋服ダンスの中は、すっかり「定番」になりました。昨晩遅く、防虫剤の袋がかじられ中身がこぼれているのを発見! そんなものを口にしていたら大変だと、(もう後の祭りだけど)しばらく様子を見守っていたのですが、何ともなさそうで安心しました(防虫剤は取り除きました)。この写真はたった今撮ったものですが、ずいぶん大人の顔になりましたね~。そろそろ出かける時間になりました。彼女はタンスで丸くなっています。じゃあ、行ってくるからね。ひと晩いい子にしているんだよ~♪