ここ青梅の赤塚不二夫会館では、赤塚不二夫さんの一周忌(もう一年経ってしまったんですね~)にあたり、『菊千代展』が開かれていて、不二夫さんの溺愛した愛猫=菊千代の秘蔵写真&映像が、今月27日まで展示されています。不二夫ファンはもちろん、猫好きの方も是非お越しくださいな~♪
不二夫さんと菊千代の蜜月については、Angela さんのブログ『そしてどこへ行く』から、 → 「赤塚さんちの菊千代」 をご覧ください(中でも、バカボン・パパの扮装のまま菊千代と眠る写真がいい!)
菊千代の名前は、映画『七人の侍』の三船敏郎に因んでつけられました。三船さんが演じた菊千代のように「野性味があって上品」だったのが決め手になったとか・・・ならば、最近いよいよお転婆になってきた我が家のくるみさん(かなり大人っぽくなりましたが、スリムです!)は、同じく黒澤作品の『隠し砦の三悪人』で海千山千の武将=三船敏郎(六郎太)にさんざん手を焼かせた雪姫(演じていたのは上原美佐。間違ってもリメイク版の長澤まさみではありません)に改名した方がいいかしら?
菊千代は、バンザイをして眠るネコとして知られていて(うちの猫もお腹を見せてくれますが、あまりにも無防備で、「女の子なんだから少し考えなさい」と説教したくなる?)、大物俳優とのCM撮影も楽々こなすなどして稼いだお金を(「飼主よりギャラが高いとは・・・」と不二夫さんがぼやいている)ネコとして初めて銀行に預金します(法律改正により、現在ネコは銀行口座を開設できない)。赤塚さんは借用証を書いて、たびたび菊千代からお金を借り、飲み屋のツケを払っていたとか・・・。
不二夫さんの一周忌と菊千代の十三回忌に、もりやじんさんが作った「招き菊千代」像。他に、赤塚漫画の主要キャラもネコ化して飾られています。菊千代がMGM映画のライオンのように「みゃあ~」と鳴いて幕が開くホームビデオは、あんこさんが書いてくれたように最高に楽しい~! 赤塚さんがあれだけ噛まれているなら、こちらも多少のひっかき傷は我慢我慢・・・?
最近はタンスのベッドがお気に入り。たった今も、ここで眠っています。