『純情きらり』は終わったけれど・・・お楽しみはこれからだ!

2006-11-08 23:39:58 | 音楽の森




少し気が早いけど・・・


 夜明け前の目黒通りを駅に向かって歩いて行く。HDDプレーヤーから、マデリン・ペルーの最新アルバム『Half The Perfect World』から、1曲目の軽快な ♪ I’m All Right (悲しみにさようなら)♪ が流れている。天気予報どおり今朝は相当冷え込んだけれど、頬と指先に感じる冷気が気持ちを引き締めてくれる。
 庭園美術館(1月14日まで〈アール・デコ・ジュエリー〉展を開催中)を横目に通り過ぎた頃、スローテンポな2曲目の ♪ The Summer Wind ♪ に変わった。すると、スキップに近かった足取りが(この曲を聴いていると、心がウキウしてきて、自然と歩き方がミュージカルになってしまう・・・)、気持ちはそのままリズムだけが変化して、心なしか歩く速度もゆっくりになった。二十一世紀のビリー・ホリディとも呼ばれている彼女のハミングや笑い声が、「そんなに急いでどこへ行くの?」と語りかけてくれたような気がした。ピアノとアコースティックギター、そしてテナーサックスのソロが、今年最初の冬の朝を一瞬夏の日に変えてくれたように。
(酔っ払いが千鳥足なら、これがほんとのニワトリ足?)


 世界は、彼女のアルバムタイトルにもなった ♪ Half The Perfect World ♪ のように、ちょうど半分だけ完全だ。そうした現実とどうやって折り合いをつけるかが、幸福になるための秘訣だと思う。より良く生きるとは、半分に過ぎない幸福を少しでも多くの人と分かちあうこと。(急速にアメリカ化して)広がりつつある「格差社会」は、富める者も貧しい者も共に不幸にする。小泉改革が犯した最大の罪だ。

 スタートを2時間早めることができたおかげで、徹夜覚悟だった仕事も1時には終わることができました。でも、国立まで帰れる電車がなくなってしまったため、警備員さんの了解をもらって従業員食堂で仮眠することにしました。
 遠足気分でコンビニの夜食を買い込み、一人深夜番組(『デス・ノート』のアニメ版と〈劇団ひとり〉のバラエティをやっていた)見ながらカウチポテト(死語?)していると、それまでの重労働を全て忘れてしまいました。それから睡眠薬代わりに本を読みだしたのですが(テーブル=ベッド。枕=ペーパータオルの束。毛布=ウィンドブレーカー。これが意外と快適)、あっという間に眠りの王国へ・・・

 家に帰ってから「だらしなく」なりました。朝食後しばらくして(今朝の『芋たこ~』はBSで見た)朝寝をしたのは良かったのですが、お昼に起きて、昼食後しばらくしてまたもや昼寝。いくらウシ年でも(残念ながらトリ年ではない)食っちゃ寝、食っちゃ寝で合計6~7時間も寝てしまったら、本物の牛になっちゃっうよ~

 既にご存知の方も多いでしょうが、岡崎で(キヨシだった)井坂俊哉さんのトーク・ショーが開かれ、福士誠治さんも飛び入り参加して、非常に盛り上がったそうです。
 井坂さんは、井筒監督の『パッチギ2』の主演に抜擢され(何でも主演の兄妹役には2300人の応募があったとか・・・妹役は中村ゆりさん)、「純情キヨシ」ファンとしては、嬉しい限り! 『パッチギ2』には西島秀俊さんも出演されるとのことで、『純情きらり』は終わってしまったけれど、こうして『純情きらり』男衆が元気に仕事をしていることがわかると、なぜかこちらも元気になりますね。

 そして福士ファンに最大の朗報が、黒木泰則役で『のだめカンタービレ』にレギュラー出演する、という知らせでしょう。画像に飢えていた人々にはもちろん、のだめファンからも期待の声が高まっているそうです。私は原作を知らないのですが(ドラマもほんの少し見ただけ・・・)、何でもオーボエ(トシ子の好きな楽器だ)奏者の黒木君にはコアなファンがいるということで、なるほど、そうしたキャラをあの福士さんがどう演じるのか、これは非常に楽しみなことになってきましたね。福士さん登場は第6回目からとのことですが、きっと『貞操問答』の杉山とも、『純情きらり』の達彦さんとも違った顔を見せてくれると思います。乞うご期待!

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『14才の母』に出演中、井坂俊哉さんの『パッチギ PART2』のNEWSは、ここをクリック

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