『芋たこなんきん』第5週 ~すれちがい

2006-11-06 00:11:28 | 連続テレビ小説




                   

 
 『芋たこなんきん』第3週の風邪のウィルスはよっぽど強力だったのか、徳永家の「かぜひき」が視聴者にまでうつってしまったようです。sabatoraさん、kikiさん、せりなさん、そして由利子ちゃんと同じように学校を休まれた皆さん!には、とんだ災難?でしたが、無理せず体力の回復をはかってくださいね。極楽ともいえた入院生活を送っていたニワトリが言うのも何ですが、風邪は万病のもととも言われています。くれぐれもお大事に・・・

 とうとう、町子さんが徳永家に引っ越してくることになりました!
大人も子供も風邪ひいて寝込み、妹の女医は骨折と、町子さんが家事に看病に大車輪の大忙しだったのですが、その間全く仕事ができなかっただろうと思っていたのに、ちゃんと原稿が出来上がっていた・・・・
まったく、「人間、やればできるもんだね!」(すいません、東京言葉で)

 町子さんの「ハマチ」へのこだわりじゃないけれど、公式HPで【演出のこだわり~現代編】がUPされています。現代編では「日常」が描かれるのですが、ポイントは笑い。ゲラゲラ・クスクス・わッはッは、照れ笑い・大笑い・苦笑いなどなど、様々な笑いのバリエーションを1~2週で披露したとのこと。現代編はメリハリとライブ感を重視したため、どうやらアドリブが半分以上入っているようです。さすが、藤山直美さんですね!



 「蛇足のお芝居が見どころです」という、朝ドラ始まって以来の快挙に大喝采!
 家族皆が集まって町子の引っ越しを手伝いながら、大掃除の思い出と蛇のぬけがらの笑い話に話を咲かせ、出前のお寿司を皆で囲む。町子が住み慣れた家にいよいよ別れを告げる時間が訪れ、一同がちょっぴりしんみりした気分になったあとで、町子の母は、いつも身につけているお守り袋から、そっと蛇のぬけがらを取り出し、ひとり微笑んだ・・・
 誰が「抜け殻」を片付けたのか教えてくれる、本当に素晴らしい蛇足・・・じゃなくて「ぬけがら」なオチでした。トシ子大感激!

 町子さんの仕事場になる階段横の三畳間、隠れ家みたいでいいなあ~。階段下のデッド・スペースを利用した本棚もいい感じだけど、すぐに本で埋まってしまうでしょうね。トシ子の部屋も空間が少なくなってきています。(来週あたり、雑誌類を整理しなければならないかな?)
 編集者用の応接間として使うため、畳の上に置かれた椅子は、早速子供たちの遊び場になっていましたね。こういうところも芸が細かい!


 細かいといえば、朝子ちゃんとの思い出深い人形と、空襲でも焼かれず今日まで頑張ってきた赤いおべべのお人形は、何とオープニングのイラストにちゃんと描かれていました。火曜日にそれに気づいて、町子(10歳)じゃないけど、思わず「あっ」と大声上げて椅子から飛び上がりました!

 そして最後はやはり、「組み体操」でホロリと落とされました。ポイントは「笑い」でも、人情味溢れる「泣かせ」の物語。それを書かないところも「粋」な『芋たこなんきん』、もうすっかり虜になっちゃいました。録画しておいたDVD-RWも、永久保存版になりそうです。

 

 由利子ちゃんの笛の合図で・・・