楽農piano協奏曲

一日一生。一日一笑。


善光寺御開帳 その三

2009年04月30日 | 出来事
 いよいよ善光寺の敷地内に入る。左側は大勧進(天台宗25ヶ院の本坊で、住職は善光寺の住職:大貫主も兼ねる)、放生池にはたくさんの亀が日向ぼっこ中。

 重文の山門が拝観できるというので500円の入館料を支払う。階段はとても急であり、警備員が一人ずつしか登らせてくれない。写真は不可なので写せなかったが仲見世通りから長野市街が一望できた。
 急な階段を下りると、多くの参拝客が参道にひざまずき始めた。なんとも幸運なことか、「お数珠頂戴(貫主や上人が本堂を往復するおりに数珠で頭を撫でていただいて功徳を受ける)」であり、早速頭を垂れ撫でていただいた。

 さて、さて、回向柱が聳えるところまでやってきた。この回向柱の原木は毎回松代町が奉納しているという。現在の本堂建立の祭に松代藩が普請奉行を務めた縁から。

 前立本尊の右手中指に結ばれた金の糸が5色の「善の綱」につながり、その綱がこの回向柱に結ばれている。回向柱に触れることによって、本尊と縁が結ばれ、極楽往生ができるとされている。善の綱は仏や先祖と自分を結ぶ命の綱でもある。

 回向柱に触れてから本堂の中に入る。階段の左側を登ったところが「御印文頂戴」。本尊と同じ閻浮檀金(えんぶだごん)で作られている宝印。これで額を押された者は極楽浄土行きが保証されると信じられている。

 前立本尊を遠目に見てのお参り。賽銭をあげて参拝した。

 今度は「おびんずるさん」。自分の患部と同じ所を撫でると病いが治ると信じられている。

 お参りが済んでの帰り道。参拝客が増えてきていた。

 回向柱に触るために並ぶ列の最終尾。仲見世通りにまで及ぶ。これでも少ない方だという。

 今回の回向柱の原木は小川村から切り出された。その枝の一部が店の前に飾られていた。
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