楽農piano協奏曲

一日一生。一日一笑。


全国短歌フォーラムin塩尻

2007年09月30日 | 文化芸術
 昭和61年に始まったこのフォーラムは今年で21回目。29日全国から短歌愛好者が集い、レザンホールで開催された。島木赤彦が好んで食べたというスイトンの赤彦汁の無料サービスに舌つづみを打って会場に入った。

 ちょうど、投稿歌選評が始まったところ。選者は岡野弘彦さん、馬場あき子さん、佐佐木幸綱さんの三歌人。司会も同じく歌人の小島ゆかりさん。

 入選、佳作、優秀賞、最優秀賞の順に選者の講評があり、作歌をする人にとってはとても参考となったに違いない。

最優秀賞は、地元塩尻市の折橋玲子さんの歌。小学2年生の一人息子が学校から帰宅した時のことを詠んだという。
 強がりを言ってはいるがまだ七歳ぎゅっと抱けば太陽の匂ひ

 記念講演は、著書「声に出して読みたい日本語」で知られる明大教授齋藤孝さん。演題は「身体と日本語」。

今日30日は、午前9時前から「塩尻みてある記」が行われ、奈良井宿や短歌の里などを巡る。

21回目の投稿歌
自由題:朝採りのトマトとバジルを刻みをりあみんの歌声やさしく聞こゆ
題詠歌:山法師の花は真白に装ひて息子夫婦は夢へと旅立つ
コメント
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