ふけさめ、がある。
母親の痴呆がこの半年位で随分と進んだ。
買い物に行くというのに、財布を持たない。
何故持たなければならないのかと、
話しているうちに小一時間、経っただろうか。
取り敢えず、買い物に同行する。
母親に着いて歩いて気が付く。
年寄りの歩行ペースに合わせると、
一般の人が、とても怖い。
店内、カートを押して迫ってくる彼らに、
恐怖を感じる。
まあ、
当の年寄りは感じてはいないが。
私も、昼に生協で弁当なんか買う時、
レジにて、お年寄りの後に着く事もある。
まあ、
辛抱だな。
が、
実際、年寄りに着いて並んでると、
周囲の殺気を感じる。
まあ、
苛立つだろうな。
仕方ない。
外に出る。
駐車場内でも、年寄りの歩行ペースに合わせてると、
ギリギリまで車を寄せてるドライバーが。
これには流石にカッときた。
詰め寄ろうかとも思ったが、
年寄りの先導が先だ。
TVではパラリンピックをやってる期間なんだがね。
もっと身近な弱者にも目を向けて欲しいね。
このまま高齢化社会がすすめば、少数派ではなくなるか。