「すいませ~ん」
通勤途中の信号待ち。
隣に停まったパジェロの運転手に声を掛けられる。
「それ、125cc?」
110ccだよと。
へぇ~、そうゆうのあるんだ。
原付だよね、
乗り易そうだし、格好もいいね~
何だか沢山喋る人だ。
カブの醸し出すフレンドリーな雰囲気の所為だな。
普通のバイクやスクーターとは、チョッと違うから。
デカいのに乗ってると、
大きさや音なんかが威圧的である。
跨ってる本人も、何だか怖そうに見えるし。
信号待ちはおろか、
降りていても声を掛けられる事はない。
道の駅の中を歩いていても、避けられる。
(変な人に見える?)
人もまた、
その乗り物に影響されるのか。
カブに跨れば、
ほのぼのとした空気になる。
デカいのに跨れば、
ちょっぴり戦闘モードだ。
軽トラに乗れば、
何かだ、どうでもよくなる。
レヴォーグなんかに乗れば、
余裕の中にも、アクセルに敏感になったり。
乗った事無いけど、
デカいベンツなんかに乗ったら、
上から目線になるのかな。
そんな、
クルマに感化された自分って、
周りからもそう見られているって事ね。