昨夜は涼しかったんで、楽だったな。
一昨夜は寝苦しかった。
なかなか寝付けない。
うつらうつらすると、覚めたり。
元々眠りが浅い私だ。
ほぼ毎日夢をみる。
その夜、
自分が死ぬ夢をみた。
病院のベットに横たわる私。
周囲には家族が座っている。
皆うつむき、静かにしている。
誰かの声がする。
「もうすぐ息が止まる。そうしたら・・・・・・」
呼吸が止まるのを待っている、
そういう状況らしい。
私はそれを斜め上空、
部屋の隅の天井、やや下から眺めている。
先にも書いたが、
寝苦しい夜だった。
中々寝付けない。
それこそ、夢現の状態だ。
なもんで、
本当に自分が死んだのだと思った。
自分の死を、客観的に眺め、
そして認めようとしていた。
何が原因で死んだのか?
まあ、
そんな事はどうでもいい。
もう直ぐ私は死ぬのだ。
終わりとは、
こんなにもあっけないものさ。
ふと、覚める。
そしてまた、
うとうと、と。
その時、
ああ、夢なのだなと気付く。
そしてまた、
同じ夢を見る。
真っ白な部屋。
真っ白なベット。
うつむいたまま動かない家族。
静かな情景・・・・・
静寂な死。
私が迎える、死。
朝の気分は複雑だ。
良い気持ちではない。
さて、
何の暗示であろうか?