青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

カークス ~憩いの時間がそこにあった

2022-01-06 | 昭和の喫茶店

世の中が変わって行きます。最近自分が時代の流れについて行けない・・と感じると言うか、ここは自分がいたい場所じゃないと、世の中を受け容れていない。(笑)歩いていれば、スマホを見ながら前も向いていない連中とぶつかりそうになる。レジに並べばお年寄りのお客と、楽をしたいレジ係のパートさんで、むちゃくちゃ待たされる。地面に落ちているゴミも増えて来ました。

新刊の本を買おうと思っても、大阪梅田まで出掛けて書店の梯子をしないと見つからない。ジムに行けばゲイばかり。LGBT差別だとか言われますが、男2人が1つのシャワーの仕切りの中に消えて行く光景を目の前で見たら気持ち悪いと感じるのが正常です。両親にご馳走したいと思っても、適当な食事のお店が近くに無い。身近な町にあるのは珈琲チェーン、ラーメン屋、コンビニ、携帯ショップに居酒屋、それに百均。北摂はそういう場所じゃなかったと僕は思うのですが・・💦

阪急川西能勢口・川西市役所前のこの喫茶店「カークス」。マスターが75歳を迎え、田舎に帰って土いじりをしながら暮らしたいとのことで、2020年3月に閉店しました。ゆっくり話せるお店、きちんとしたメニューで大好きなお店でした。お店の前はいつも綺麗に花が溢れていました。

北摂に残っていた数少ないの~んびり出来るお店でした。でも、のんびり出来る=空いてる=経営大丈夫か?と思っていましたが、長い間お世話になることが出来ました。

ホットを頼むと、これが・・・そう、“ 可もなく不可もない・・いわゆる原価を抑えた珈琲 ”でした。でも、お店の雰囲気がいいので許せました。サンドイッチはボリュームもあって安かった!



普通の珈琲だし、そもそも寒い季節では暖を取る為に入ることが多かったことから、大学時代のことを思い出し、砂糖を入れ、ミルクをいれ、スプーンでくるくる回して飲む。懐かしい味!分かる人は分かると思います。まだ珈琲を苦いと感じながらも、大人ぶって頼む珈琲には、砂糖とミルクが似合う。(笑)学生時代にこういう経験をされた方も多いと思います。



僕は柔道をやっていたし、冬は寒いのでカロリー消費が激しくて、すぐに体重が落ちる。1日の練習が終わったら2~3キロ減なんてザラ。それに加えて筋肉痛。食べないと体重維持どころか、健康を保てない。だから砂糖とミルクを入れて高カロリーにして飲んでいました。

今は美味しい珈琲はブラックで。その味を心から楽しむことが出来る大人になりました。(笑)

今思えば、新型コロナウイルスの影も形も無かった2019年の12月に閉店を決定し、コロナが噂される時に営業を終えたのは、本当にこれ以上に無い幕引きだったと思います。

そして、同じ川西能勢口駅前のレンタルDVDのTUTAYAも2020年3月31日で閉店!現在、阪急宝塚線沿いにあるレンタルDVD店は、十三店を残すだけになりました。ビデオレンタル店が80年代に開店ラッシュ、その後LD~DVDに移管し、そしてネット配信時代へ。かつて山ほどあったレンタルビデオ店が消え去ったように、レンタルDVDも消える時がやって来ました。



この年の1月には、梅田丸ビルのタワレコ前にあった中古レコード店「キングコング」も閉店。そのタワレコも今年・今月に閉店です。



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