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カトリック清瀬教会の聖ロレンソ・ルイス像
(住所:東京都清瀬市松山2-21-12)
(住所:東京都清瀬市松山2-21-12)
6月17日(日)、清瀬教会で年間第11主日のミサに与った。この清瀬教会の祭壇正面の左側には、見慣れない御像がある。その聖人の名は、聖ロレンソ・ルイス(Lorenzo Ruiz)。「フィリピン人としては最初の、これまでのところ唯一の聖人」である。1636年、ロレンソ・ルイスは宣教師とともに、切支丹迫害の嵐が吹き荒れる日本に上陸。長崎で処刑され、聖トマス西と15殉教者の一人となった。この御像は清瀬教会のフィリピン人信徒が寄贈したものであろう。
「原発中毒の国・日本を捨て、カトリックの国・フィリピンに亡命したい」と妄想している内に、午前8時のミサ開祭。福音朗読は、イエスのたとえ話「からし種」の場面(マルコ4・26-34)。主任司祭の伊藤淳神父は、「聖体の祭日に続き、本日も御聖体とミサについてお話しします。会衆も祭司の一人であり、ミサを行っているという意識が必要です」と話された。「御聖体は私たちの中に入るためにパンの形になられた。そのことを心に留めて、御ミサに与りましょう」。
この日、私は清瀬教会から徒歩数分の距離にある聖公会の清瀬聖母教会に寄った(他教派の礼拝堂を拝観するのは、我ながら無節操と思うが)。礼拝堂内は磔刑のイエス像の大十字架や聖母子像などがあり、カトリック教会も驚く「カトリック的」な雰囲気(?)。私は聖公会系の学校を中退した前歴があるので、今日ここを訪れたのは、その懺悔の目的が無いわけではない。入学式で歌った聖歌「見よや十字の旗高し」の勇壮な調べは、今もよく覚えている。
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日本聖公会 清瀬聖母教会
(住所:東京都清瀬市梅園1-1-25)
◆この日のミサ中の主な歌:
ミサ曲1(典礼聖歌203-206)、入祭:典礼聖歌2「あかつきとともにめざめ」、奉納・拝領:オルガン奏楽、閉祭:カトリック聖歌265「しらべもたえに」。
◆主な参考文献など:
・「東京教区ニュース・11月号」第287号 (カトリック東京教区広報部・2011年11月)