三多摩の鐘

The Bells of San Tama -関東のキリスト教会巡り-

カトリック原宿教会

2012年08月09日 | 神奈川のカトリック教会
カトリック原宿教会(教会堂名なし)
創立:?年 ◇ 住所:神奈川県横浜市戸塚区原宿町4-35-1

横浜市営地下鉄(ブルーライン)の戸塚駅で降り、藤沢駅北口行きの神奈中バスに乗る。東海道(国道1号線)を走ること約20数分、聖母の園前停留所で下車(バス停に「聖母」の名が付いているので、ちょっと感激)。国道1号線から少し歩くと、「聖母の園」の正門が見えてきた。その先には白亜の聖堂が建っている。広い園内は、自然公園に匹敵するような環境である。「マリアのみ前に 千草みだれて・・・」(カトリック聖歌351)、まさしく「聖母の園」だ。

1937年、マリアの宣教者フランシスコ修道会が戸塚にシスター養成の修道院を開いた。現在、「聖母の園と呼ばれる修道院の広大な敷地には、第一修道院、第二修道院(研修・黙想の家)、修錬院、保育園、さらに『聖母の園老人ホーム』、『聖母の園クリニック』があり、正に『緑の園』といってよく、祈り、黙想、或いは憩いの場所として使われております」(藤沢教会サイトより)。園内には、アシジの聖フランシスコ像やルルドなどもあり、別天地のようである。

原宿教会は「マリアの宣教者フランシスコ修道会戸塚修道院の聖堂を借用しております。修道院は戦後、疎開先である清瀬よりこの土地に帰ると間もなく付近住民への宣教活動も行い、1947年には最初の洗礼式が行われました。1972年には戸塚教会の巡回教会となりました」(前同)。私が訪れた日は枝の主日に当たり、祭壇前に棕梠(ソテツ)の葉が飾られていた。厳かで美しい聖堂である。さて、私は再び戸塚駅へ。次は上永谷の港南教会を訪ねよう。


現聖堂献堂:?年


<初夏。「聖母の園」のルルドにて>

◆主な参考文献など:
「横浜教区設立50周年記念誌」 横浜教区設立50周年記念誌編集委員会編(カトリック横浜司教区・1988年)
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