待降節第2主日を迎えたカトリック青梅教会
(住所:東京都青梅市勝沼1-197)
(住所:東京都青梅市勝沼1-197)
12月4日(日)、青梅教会で待降節第2主日のミサに与った。JR青梅線の東青梅駅で降りると、奥多摩渓谷駅伝競走大会が行われる影響で、駅周辺に交通規制が敷かれていた。これは、「箱根駅伝に次ぐ70回を超える歴史ある駅伝大会」という。小学校のマラソン大会などで、常に後塵を拝していた私は、「走ること」に悲しい思い出しかない(笑)。青梅教会に着くと、玄関入口で聖トマス小崎の立像がお出迎え。東京教区「最西端の教会」でのミサが始まる。
午前11時、ミサ開祭。主任司祭の猪熊太郎神父は、あきる野教会の主任も兼務されている。あきる野でミサを終えた後、青梅に来られる。福音朗読は、荒れ野で叫ぶ洗礼者ヨハネの場面(マルコ1・1-8)。猪熊神父は、「ヨハネが新約への繋がりを果たしたように、私たちも次世代への繋がりを確認しましょう」と話された。主の祈りのとき、小さな女の子が大きな声で歌い始めた。これがまた、大人も顔負けの歌いっぷり。「わたしたちもひとをゆるしまぁーす!」。
ミサ後、私は青梅教会から徒歩数分の天寧寺に寄った(ミサに与りながら、「異教」の寺院を拝観するのは、我ながら無節操と思うが)。ここは曹洞宗の古刹で、深い森に囲まれた「静める寺」の佇まいである。奥多摩の山里にもかかわらず、広い境内は重厚な山門を始め、鎌倉の禅寺のような七堂伽藍の配置。この日は晴天に恵まれ、紅葉の名残りを楽しみながら、一日の清遊を終えた。二俣尾(ふたまたお)の海禅寺とともに、私が好きな青梅の古寺である。
曹洞宗高峰山 天寧寺
(住所:東京都青梅市根ヶ布1-454)
◆この日のミサ中の主な歌:
ミサ曲4(典礼聖歌215-217)、入祭:賛63「ひさしくまちにし」、奉納:賛67「主に立ち帰れ」、拝領:カトリック聖歌105「来ませ救い主」、閉祭:カトリック聖歌103「あわれみの神」。(賛=新垣壬敏編著「ミサ曲・賛歌集」)