三多摩の鐘

The Bells of San Tama -関東のキリスト教会巡り-

カトリック銚子教会

2015年02月13日 | 千葉のカトリック教会
カトリック銚子教会(教会堂名:王であるキリスト)
創立:1951年 ◇ 住所:千葉県銚子市栄町1-1448

JR総武本線の銚子駅で下車。ここは利根川河口の港町で、太平洋の大海原に面している。銚子は全国屈指の醤油の生産地でもある。ところで、私は習志野の団地っ子だった頃、小学校の遠足で犬吠埼(いぬぼうさき)灯台を訪れたことがある。その時、ヤマサ醤油の工場も見学した。醤油醸造の記録映画を視聴したことを覚えている。工場見学の記念品として、全員に醤油の小びんがプレゼントされた。そういうわけで、いまだに私は「お醤油はヤマサ」と決めている(笑)。

カトリック銚子教会の沿革をおさらいしよう。「1951年 、銚子教会は東京教区の教会として聖コロンバン会によって創立されました。初代主任司祭は信徒から慕われたオサリバン神父でした。以来、聖コロンバン会の司祭が司牧を担当し、2001年には創立50年を迎えることができました。小さな教会にもかかわらず、オサリバン神父は教会霊園の建造、創設以来の古い聖堂、司祭館の建て替えに着手され、それを実現されました」(カトリック東京大司教区サイトから要約)。

カトリック銚子教会に着いた。教会の敷地はかなり広く開放的だ。その脇を「ぬれせんべい」でお馴染みの銚子電鉄が走っている。聖堂内は海鳥の白を思わせる明るい空間で、祈りに適した静謐が保たれている。現在の銚子教会は水産関係の会社で働く外国人信徒も訪れ、インターナショナルな雰囲気という。私は敷地内の聖母子像に別れを告げた後、JR銚子駅へ向かった。銚子電鉄の構内に懐かしい京王電鉄2010系(下写真2)が停車中。私は予期せぬ再会を喜んだ。


現聖堂献堂:1951年


銚子電鉄で活躍する元京王電鉄2010系

◆主な参考文献など:
・「千葉県の歴史散歩」 千葉県高等学校教育研究会歴史部会著(山川出版社・1973年)
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