三多摩の鐘

The Bells of San Tama -関東のキリスト教会巡り-

聖霊降臨後第3主日の聖餐式

2014年07月04日 | 聖公会の礼拝
梅雨明けも近い立教大学モリス館
(住所:東京都豊島区西池袋3-34-1)

自民党都議の「セクハラ野次」は海外メディアも大きく伝えたので、またもやニッポンの「品性下劣」が国際社会に知れ渡った。このハレンチ議員は「ニッポン人の誇り」が信条で、尖閣上陸の愛国パフォーマンスを演じたこともあるらしい。こんな連中が子どもたちに「日の丸・君が代」を押し付けているのだ。しかし、世界の人々は確信したであろう。従軍慰安婦という卑劣な戦争犯罪の「歴史的背景」を。それでも、安倍晋三は河野談話の「見直し」に固執する。「日本を、取り戻す。」と喚きながら。

6月29日(日)、立教大学チャペル(日本聖公会)で聖霊降臨後第3主日の聖餐式に参列した。午前10時、乳香の煙と共に司祭団が入堂。福音朗読はイエスが「平和ではなく、剣をもたらすために来た」と言われた場面(マタイ10・34-42)。小林宏治司祭は「神を受け入れることで、見せかけの『平和』が崩れます。『剣』はその状態を表している。私たちは自分中心の『平和』しか見ていないのかもしれませんが、自分の命より大切なものに出会った時、私たちに大きな変化が生まれます」と話された。

「自己中心的な、見せかけの『平和』」。安倍晋三や公明党がほざく「平和」など、その最たるものであろう。チャペルの傍らにある立教学院平和祈念の碑(下写真)は、「大東亜共栄圏」という「自己中心的な、見せかけの『平和』」のために奪われた無数の命が、私たちにその愚かさと無念を静かに訴えている(そこには立教出身の戦没者名簿が納められているという)。集団的自衛権による「殺戮」が現実となった今、私は次世代の若者たちが「学徒出陣」に駆り出されるような悲劇を恐れている。


チャペルの傍らにある立教学院平和祈念の碑
(刻まれている聖書の御言葉はイザヤ書2章4節)

◆聖餐式で歌われた聖歌:
ミサ曲2(キリエ、大栄光の歌、サンクトゥス、アニュス・デイ)、入堂聖歌:244「命の糧よ 世人のために」、続唱聖歌:307「ほめたたえよ 王なる主を」(ヘンデル)、奉献聖歌:377「貧しい者らは救われ」、陪餐アンセム(ハンドベル奏楽):讃美歌第二編228「こころに主イエスを(主よ、人の望みの喜びよ)」(J・S・バッハ)、陪餐聖歌:455「主にのみ十字架を」、派遣聖歌:546「十字架を背負えと」。(番号は「日本聖公会聖歌集」による)
コメント
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