三多摩の鐘

The Bells of San Tama -関東のキリスト教会巡り-

四旬節第5主日のミサ

2013年03月19日 | ミサ聖祭
四旬節第5主日を迎えた聖イグナチオ教会
(住所:東京都千代田区麹町6-5-1)

アベノミクス(公共事業費のバラマキ)に浮かれるニッポンとは対照的に、海外のメディアは安倍晋三への嫌悪感を隠そうとしない。米国の「タイム」誌や「ニューヨーク・タイムズ」に続き、英国の「エコノミスト」誌も安倍の極右的な妄想に懸念を示した。だが、ニッポンのメディアは安倍を批判しない。それどころか、朝日や日経などは「TPP守護神」のように褒め称えている。テレビと新聞を信じて疑わないニッポン人が、安倍に心酔するのは当然だ。この国はどうしようもない。

3月17日(日)、聖イグナチオ教会で四旬節第5主日のミサに与った。JR四ツ谷駅を出ると、ソフィア通り沿いの土手の桜がほころび始めていた。来週は満開になるだろう。午前8時30分、ミサ開祭。福音朗読は、イエスが姦通の女を赦された場面(ヨハネ8・1-11)。司式の佐々木良晴神父は、「今日の福音は聖書の中でも感動的な場面の一つです。私たちも今までイエス様から赦され、救われてきたのです。そのことを心に留めながら、四旬節は回心して祈りましょう」と話された。

奉献文では「わたしたちの教父フランシスコ」と新教皇の名前が読まれた。教皇様はコンクラーヴェ閉会のミサ説教で原稿に頼らず、しかも難しいラテン語を用いず、平易なイタリア語で話されたという。バチカン放送局の動画を見ると、教皇様が苦難にあえぐ人々に福音を知らせたいとの情熱が伝わってくるようだった。この説教全文はカトリック中央協議会の公式サイトで閲覧可能である。それにしても、システィーナ礼拝堂の厳かな典礼と気高い調べの聖歌・・・。ため息が出た。


2012年春、桜に囲まれた聖イグナチオ教会の十字架

◆この日のミサ中の主な歌:
ミサ曲4(典礼聖歌215-217)、入祭:典礼聖歌64「神はわたしを救われる」、奉納:典礼聖歌387「神はキリストのうちに」、拝領:聖歌隊奉唱、閉祭:「新しい人になるように」。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする