三多摩の鐘

The Bells of San Tama -関東のキリスト教会巡り-

年間第28主日のミサ<後編>

2011年10月13日 | ミサ聖祭
年間第28主日を迎えたカトリック八王子教会
(住所:東京都八王子市本町16-3)

10月9日(日)、八王子教会で年間第28主日のミサに与った。 ロザリオの月を迎え、各教会で聖母賛歌を歌う機会が多くなる。「典礼聖歌」にも聖母賛歌が収録されているが、私は「カトリック聖歌」の気高く優しい調べに強く惹かれる。「カトリック聖歌」を歌うと、未信者の私でもミサに与った感謝の思いが増してくる。最近はCD「合唱によるカトリック聖歌」シリーズ(サンパウロ)がリリースされるなど、少しずつ「カトリック聖歌」復権の兆しが表れ始めているようだ。

ミサ開祭。日曜日午前7時のミサに与るのは、8月28日の年間第22主日以来だ。聖堂内の大きな十字架に朝日が注がれている。福音朗読は、イエスのたとえ話「婚宴」(マタイ22・1-14)。王子の婚宴が開かれた。招待客は無視して来ないので、王は大通りの人々を集めた。だが、婚礼の礼服を着ていなかった者は外に放り出される。主任司祭の稲川圭三神父は、「神の小羊の食卓に全ての人が招かれています。神様は私たちを待っておられます」と話された。

「礼服を着ないとは、どういう意味でしょうか」と、稲川神父は問われた。「それは、神様が共にいてくださるという真実を認めずに生きること。全ての人に神様が共におられることを認めて生きる命が、礼服を身に着けることだと思います。それを着ないと、私たちは神様が共にいてくださることを認めない闇の中に放り出されるのではないでしょうか」。 閉祭の歌は、ロザリオ第一環(喜びの玄義)を歌う「みつかいの」。聖母の御取次によりて主を愛する徳をこい願わん。


カトリック八王子教会聖堂の香部屋入口
<聖堂裏のルルドのある場所で>

◆この日のミサ中の主な歌:
ミサ曲2(典礼聖歌207-210)、入祭:典礼聖歌130「主をたたえよう」、奉納:典礼聖歌34「神に向かって」、拝領:典礼聖歌183「われらはシオンで神をたたえ」、閉祭:カトリック聖歌371「みつかいの」。
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