暇人のぼやき

四十路を越えた廃ゲーマーの徒然日記。

少々思っていた結果と違った。

2020-01-30 21:36:04 | その他趣味
木曜日。
なんというか、ここ数日は涼しくて過ごしやすい。
通年これでもいいくらいだ。





武漢から日本人の回収第1陣が戻ってきたね。
でも、ホテルに入れたら「相部屋はいやだ」とか「相部屋だと隔離の意味がない」とか言っている。

いや、回収してもらえただけでも御の字の上、今回の隔離は「武漢に言っていない日本人からの隔離」が第一義だろ。
そもそも重点発症地域から戻ってきた人間全員がキャリアであるという前提で動いたところで問題無い。
むしろとばっちり食っているのは隔離場所として使われたホテルだろ。感謝こそすれ、文句をたれるなよ。
最悪、わざわざ回収せずに収束を待つという選択肢だってあったはずなのよ。だって、回収すると言うことはそれだけ接触者を増やすわけだから、それだけでもリスクを伴うし。一番の防疫は接触しないこと、入れないこと。そう考えれば十分な措置だと思う。

そして、チャーター費用を負担しろというのにもけちがついているらしいが、これは費用負担が発生して当然じゃない?国が行けと命じていった結果なら国の負担が正しいが、あくまで個人活動あるいは会社命令だろ?
ならば、さっきも書いたが回収しないという選択肢を捨てて余計なリスクと出費を背負ったんだ。チャーター費用くらいは自前で払え。

まぁ、正直な話、今更隔離政策をしたところでほぼ意味はない。中国人が野放しだから。
拡散するのは保菌者であって発症者ではない。保菌者であっても発症するとは限らない。つまり、発症者ではないから保菌者ではないというのは成立しない。保菌者を外観から判断できない以上、どのくらいの保菌者が日本に入り込み、どの程度の接触をしているかなんてすでに分からない状態。
発症したものが伝染病であると判明したとき中国人の入国を即座に制限するべきだった。今回はフィリピンのドゥテルテさんの対応が一番正しい。





はい、先日書いたABS。塗装のための実験。思ったよりも早く結果が出ました。
あそこまでもろくなるとは思ってなかったぜ。でも、実験としてはなかなか面白い結果が出せたと思う。

まぁ、結論から。

ラッカー溶剤:即割れ
水性アクリル溶剤:ラッカーとほぼ同じ。若干ラッカーよりも度合いが酷い。
アクリジョン溶剤:劣化。引っ張ったら割れた。強度低下は一番大きかったかも。
ベースカラー:影響なし。曲げ強度、パーツの割れなし。
ガンダムマーカー消しペン:意外なことに影響が見られず。パーツが小さすぎて測れなかったのかは分からないが、とりあえず劣化なし。

という結果になりました。

まぁ、どうやって調べたかってのも書かないとアレなので、一応やり方。

メガミデバイスの余剰パーツをはめ込み、結合部分へ綿棒で溶剤をこすりつける。
正直な話、溶剤を直接吹き付けることなんぞありはせんのだが、あくまでも溶剤毎の影響を調べる目的なので、これで。

で、ラッカー、水性アクリルは結構速攻で結果が出ていた。
塗って乾燥した頃にはパーツにひびが入っていた。
アクリジョン薄め液の方も乾燥後、パーツを動かしたらパキッとね。
で、ここで予想外だったのは、ラッカーの方が水性やアクリジョンの溶剤よりも強度低下の割合が軽かったこと。
数を試行していないので、これがたまたまなのか、それとも必然なのかという所までは確証を得られなかったが、少なくとも同じような量の溶剤で、明瞭に差が現れていたのは興味深い。

違いとしては、ラッカーはパーツにひびは入ったものの、パーツ同士の結合を保持する程度にはズレが発生しなかった。
水性アクリルの溶剤は割れこそしなかったものの、パーツ同士の保持は無理なくらいに損傷度合いが大きく、結合部からパーツが自然落下するくらいに緩んでいた。
で、アクリジョン用の薄め液だが、これは完全に割れた。
ひびが入っているな程度だったのだが、試しにパーツを動かしたらこれでもかと綺麗に割れた。

パーツの形状も違うので、そのせいで厚みが違ったとも取れるが……。まぁ、一応の仮説は出せるかな。

ラッカー溶剤の場合有機溶剤の含有率は高いものの、揮発が早く、パーツへの影響が限定された。
一方で水性アクリル、アクリジョン溶剤の場合、水が多く含有されていて、揮発に時間がかかり、その分パーツへの浸透が進み、劣化が進んだ。
そう考えれば、ABSに使うのであれば水性アクリルよりはラッカーの方がまだしも向いているように思える。

でも、もう一つの実験である、アクリジョン塗料による影響をみると、ベースカラーの方は塗料原液のまま綿棒で塗布したが、曲げてみてもパーツをぐりぐり動かしても影響はなし。
やはり、アクリジョン塗料についてはABSに影響を及ぼすものではないらしいという結果が得られた。
で、一番意外だったのはマーカー消しペン。
あれ、アルコール塗料だから劣化して崩れるものと思って小さいパーツを切り出してみたのだが、あまり影響はなし。
パーツ結合前なら行けるのかも知れないね。

とりあえず今回の実験から得られた考察としては、ABSに有機溶剤を含有したものを塗布した場合、引っ張り強度が著しく低下する傾向にあるということ。いずれの溶剤においても差し込み側への影響はほぼ見られなかったことからこれはある程度確定できる情報だろう。

で、今回のパーツ破損について見てみると、エナメルで崩れたPS素材と違い、ヒビや割れといったものは発生しても崩れたり欠けたりしたわけではないというのが気になった。
どうやら根本的にエナメルによる劣化とは別物と考えて良さそう。

破損状況から見るに物質的な変化というよりは分子結合に作用して強度が低下する、と見た方が良さそう。
これが予想したようにスチレンが溶けた事による結合のバランスが崩れたのか、ブタジエンに作用して柔軟性が失われた結果なのか、そこについては専門家にお任せしよう。

一番肝心なのは
・有機溶剤によるABSへの影響は結構でかい
・アクリジョン塗料(エマルジョン系塗料)の場合、ABSへは影響しない
この2点。
このことから、ABSへの塗装についてはどうやらアクリジョン塗料を使うと良さそうだという結論が改めて得られたことになる。
しかし、ここでもう一つ問題があり、アクリジョン用薄め液、これについては非常に影響が大きいことが予想されること。
これについては、水で薄めるというのがある意味で最適解になりそうだが……。

また、ラッカー塗料や水性塗料からABSコート剤としてアクリジョンを用いる場合、どの程度の厚みが必要なのかが未知数だよね。
まぁ、下地を完全に隠さない程度に薄く吹いて、ラッカー砂吹き、本塗装という方法もあるが……。

この辺はまた別の実験になりそうね。




まぁ、今回の結論。ABSを塗装するときのキーアイテムはエマルジョン系塗料だ!という、結局身もふたもない結論でした。

これだけ長くだらだら書き連ねてそれかよ!という声が聞こえてくるぜ……。

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