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後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔611〕2023夏・ドイツ後期ゴシックとフランスロマネスクを歩く③ 世界遺産、ナウムブルク大聖堂で美しいウタ夫妻の彫刻に対面しました。

2023年10月09日 | 美術館・博物館鑑賞
 リューベックから向かったのは3回目の訪問のデュッセルドルフでした。じっくり市内を巡るのは初めてでした。ここに1泊して次はライプツィヒに3泊です。
 デュッセルドルフでは美術博物館に所蔵されているオットーボイレンのマイスターによるクリストフォロスが目当てでした。イギリスの美術史家バクサンドールの本に掲載されていた像でした。写真で見る限り秀作と思われました。しかし、ようやく探し当てた博物館は閉館中でした。ぐったりした私たちを癒やしてくれたのは美味しいラーメンでした。デュッセルドルフは日本人が多く住んでいるところで、日本料理店が数多くあります。たまたま入ったラーメン店が大当たりでした。


*デュッセルドルフの街中を歩く

*街中のオブジェ

 ライプツィヒから足を伸ばしたのが、こちらは初訪問のナウムブルクでした。ナウムブルク大聖堂は2018年に世界遺産に指定されたところです。ここに、ナウムブルクのマイスターによる「ウタとエッケハルト夫妻」と「レグリンディスとヘルマン夫妻」の像は見事で、『地球の歩き方 ドイツ』にも掲載されています。


*ナウムブルク大聖堂

*ナウムブルク大聖堂の入場券

 そもそもここを訪ねるきっかけは、清瀬在住の詩(うた)さんが、以前に自分と同じ名前のウタ像を訪ねたことがあったと教えてくれたのでした。かつてご夫婦でドイツに住んでいて、一人でこの像を訪ねたというのです。
 大聖堂は12世紀に建造され、ウタ像は13世紀の作品ということで、いずれもロマネスク期のものになるようです。今回の旅はフランスロマネスクの傑作を数多く拝観する予定なので、格好の「予行演習」になりました。



*「ウタとエッケハルト夫妻」の像

*「レグリンディスとヘルマン夫妻」の像

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