後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔338〕今度はフランクフルトの新聞記事とアイゼナハの花の写真が送られてきました。

2021年02月28日 | メール・便り・ミニコミ
 またまた、妻のところに送られてきたのはフランクフルトの新聞記事とアイゼナハの花の写真でした。
 ドイツに行くと必ず泊まらせてもらっているのがフランクフルトのルースとトーマスの家です。そのトーマスからフランクフルトの新聞記事が送られてきました。リーメンシュナイダーの「天使に支えられる聖マグダレーナ」にまつわる記事です。この像はリーメンシュナイダーの傑作の1つで、妻はこれに涙し、リーメンシュナイダーの追いかけ人になる決心をしたのです。
 この記事にはリーメンシュナイダーのライバルと目されているファイト・ストースのことも書かれています。リーメンシュナイダーの初期の代表作、ミュンナーシュタット祭壇はファイト・ストースが彩色をしたということです。そのへんの事情についても書かれているようですが、残念ながらまだ翻訳できていません。妻が鋭意翻訳中です。
 ミュンナーシュタット祭壇は実に興味深い祭壇で、ミュンナーシュタットの教会にあるオリジナル作品は右翼のレリーフ2枚だけです。中央のマクダラナマリアと左翼下のレリーフはミュンヘンのバイエルン国立博物館に、残りの4使徒像と左翼上のレリーフはベルリンのボーデ博物館に展示されています。オリジナル以外はレプリカということになります。
 ここまで書いてきたら、妻からの次のような駄目出しがありました。

《ミュンナーシュタットの祭壇では中央の聖マグダレーナはレプリカでも、その両側にある聖キリアン、ハンガリーの聖エリザベート、その他の上部の彫刻も全てリーメンシュナイダーのオリジナルです。つまり、ミュンナーシュタットの祭壇ではレプリカが聖マグダレーナ、四使徒像、左翼のレプリカ2枚だけとなります。この教会では公開は禁止されているのでどこにも祭壇全体の画像は出していませんから印象が薄いのかと思いますが、私の作った基礎資料にはその内容が書いてあります。》

 妻に誕生日の花の写真を送ってくれたのはアイゼナハ(旧東ドイツ)に住むエルケでした。彼女は長らく世界遺産のヴァルトブルク城にある博物館の学芸員をしていました。展示されているリーメンシュナイダー作品をケースから取り出して緑に撮影を許可してくださった方です。

 せっかくなので皆様に新聞を見てもらいましょう。




〔337〕ローテンブルクが織り込まれた壁掛けを、なんとか、玄関に飾りました。

2021年02月27日 | 美術鑑賞
  マティアス・ヴェニガーさん(ミュンヘンのバイエルン国立博物館の研究者、博士)から送られてきた壁掛けはドイツで最も著名な観光都市、ロマンチック街道沿いのローテンブルクが織り込まれていました。それは彼の亡くなったおばさんからいただいたものでした。
  若干歴史を感じるもので、まずは妻が押し洗いをし、乾かしてから多少の修復を施し、上部に裏地を付けました。それを今朝、玄関に設置しました。思ったより大きかったので、脚立を出して奮闘しました。
 ヴェニガーさんには、妻が、少し玄関がせまくてフィットしにくかったけど、一応一生懸命かけましたよと写真を送ったそうです。その時の写真を掲載します。
  写っている彫刻はリーメンシュナイダーの模刻作品(バルバラ像、ミュンヘンのバイエルン国立博物館)です。妻がドイツからスポーツバックに入れて難儀して持ち帰ったものでした。写真展でも皆さんに見てもらえて好評でした。アメリカの松ぼっくり、ドイツのペーターから送られた人形なども並んでいます。








〔336〕マティアス・ヴェニガーさんからのプレゼントはチョコレートと本と紅茶と壁掛けでした。

2021年02月23日 | メール・便り・ミニコミ
 ヴェニガーさんのメールの画像をブログで紹介してたら、彼からの小包が届きました。写真集を送ったお礼のようです。
 その小包には切手がびっしり貼ってありました。私どもからの贈り物に私がたくさんの美しい日本の切手を貼って送った返礼のようです。嬉しくなって1枚ずつ虫眼鏡を取り出して眺め回しました。私のお気に入りのショーンガウアーやフェルメールの切手もあります。捨ててしまうにはあまりに勿体ないので、ファイルシートに差し込んで、本箱の中に立て掛けて飾ることにしました。
 箱の中には手紙、チョコレート4箱、博物館の図録、紅茶、ローテンブルクの刺繍を施した壁掛けが入っていました。壁掛けはヴェニガーさんのおばさんからいただいたものだそうです。早速妻がほころびを修復しました。あとは留め金を縫い付けて、近々玄関に展示しようと思っています。










〔335〕好評につき、マティアス・ヴェニガーさんからのドイツ・ミュンヘン近郊の雪景色の写真第2弾です。

2021年02月21日 | メール・便り・ミニコミ
 ブログ〔332〕のドイツの雪景色が大好評でした。「いいね。」をいっぱい押してもらいましたので、まさに2匹目のドジョウを狙って(?)マティアス・ヴェニガーさんのスナップ写真、第2弾を掲載します。撮影は1月26日、こちらもミュンヘンの町中の写真です。近年ドイツでも東京と同じように、このような降雪は珍しいそうです。

*ミュンヘンのレジデンツ


*ミュンヘン、バイエルン国立博物館


*ミュンヘン町中


*ミュンヘン、バイエルン国立博物館


*ミュンヘン、バイエルン国立博物館

〔334〕ところざわ太陽劇団、第47回公演「風に舞う」は仮面歌舞劇、宮澤賢治作品の上演でした。

2021年02月20日 | 語り・演劇・音楽
 元日本演劇教育連盟委員長の正嘉昭さんからところざわ太陽劇団が上演した映像が送られてきました。ユーチューブにアップされたものです。(2020年10月24~5日上演)
 かつてこのブログにも取り上げましたが、ころざわ太陽劇団は正さんが主宰する劇団です。年に1,2回の公演を続けてきてすでに47回目ということです。
 今回のお芝居は仮面歌舞劇、第1部「風に舞う」と題して宮澤賢治作品を上演しています。「風の又三郎」「高原」「原体剣舞連」それぞれの1部を仮面を付け生ギターに合わせて身体表現しています。この仮面はどうやらインドネシアのバリの舞踊で使用する仮面のようです。実はもう数十年前に、正さんを初めとして4人でバリツアーを行ったことがありました。数日間の滞在で多くのバリの舞踊や音楽を堪能したものでした。十数分間のビデオを拝見しながらそんなことを懐かしく思い出していました。
 これらの賢治作品については参考にしてほしい図書があります。それは私が責任編集した『ことばで遊ぼう 表現しよう! -ことばあそび・朗読・群読』(日本演劇教育連盟編、晩成書房、2019年12月発行)(アマゾン、「猫家族」で安価で販売しています。)です。この本は分担執筆ですが、元小学校教師の松宮文子さんが〈「宮沢賢治作品集」を群読する〉を書いているのですが、この中に「風の又三郎」「高原」「原体剣舞連」などを取り上げているのです。群読台本も掲載されているので参考になるのではないでしょうか。
 
 なお第2部は『うた時計』(新美南吉)ですが、こちらは近日公開のようです。私も楽しみにしています。
 それではどうぞ!

https://youtu.be/V_HE0T3Hhpo


〔333〕画期的なチラシポスティング訴訟勝訴、野村羊子三鷹市議の報告です。

2021年02月15日 | 市民運動
 ブログ〔331〕でお伝えしましたように、市議会ごと年に4回は布施ゆめ市議の「ゆめ通信」を発行し続けています。その議会便りは駅頭や集会時に配布したりしますが、そのほとんどは地域でのポスティングです。選挙で選ばれた議員がその活動を市民に何らかの形で報告する義務があると私たちは考えて実行しています。市から発行されている市議会便りだけではこうした活動は伝えきれないと思うからです。
  昨日もポスティングしていて少々戸惑うことがあります。「チラシお断り」と書かれたポストが時々あるからです。市議会便りは単なる宣伝のためのチラシと違うよなと思うのですが、投函を躊躇し投函しない自分がいます。
  こんなことを考えているとき、画期的なチラシポスティング訴訟勝訴の知らせが届きました。裁判当事者の野村羊子三鷹市議からです。どうぞ拡大してお読みください。




〔332〕マティアス・ヴェニガーさんからドイツ・ミュンヘン近郊の雪景色の写真が届きました。

2021年02月14日 | メール・便り・ミニコミ
 マティアス・ヴェニガーさん(博士)はミュンヘンのバイエルン国立博物館の研究員です。妻の福田緑が昨年暮れに出版した『完・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち』の巻頭に「刊行に寄せて」を書いていただいたばかりか、ご自身撮影のエラスムス・グラッサーの写真を多数掲載許可をいただきました。その効果もあってか、高額になる本にしては売れ行きも良かったり、大学や公立図書館で購入が増えているようです。
 ところで、ヴェニガーさんにお礼としてその本を数冊を送ったところ、折り返しメールが届きました。そこには1月末から現在までの写真が添付されていました。彼のお住まいは、1度招待されたのですが、ミュンヘン近郊のフライジングという美しい街にあります。そこはドイツ最古のビールの醸造所があるところです。
 許可を得て、彼の写真を掲載します。ミュンヘンのバイエルン国立博物館や著名なフラウエン教会はどれか当ててください。このフラウエン教会にはグラッサーやハンス・ラインベルガーの作品が残されています。コロナ明けには是非訪れてみたいところです。


















〔331〕初めまして! 清瀬市議・布施ゆめが出し続けている「ゆめ通信」です。

2021年02月13日 | メール・便り・ミニコミ
 そういえばうっかりしていました。
 このブログでも清瀬・くらしと平和の会や清瀬・憲法九条を守る会の活動について度々触れてきたのに、肝腎の「ゆめ通信」の現物の紹介はしてきませんでした。今回初めて最新号の画像をお届けします。
 「ゆめ通信」は清瀬市議・布施ゆめが当選以前から出し続けている議会報告です。
 2015年の春、お連れ合いだった故・布施哲也さん(市議として4期)の意志を引き継ぎ市議選に立候補し見事当選、現在2期目を勤めています。一人会派「共に生きる」としてしがらみのない議員活動を展開しています。
 「ゆめ通信」は議会ごとに議会報告として年4回発行、最新号は2021年春号、27号を数えました。A4.4頁サイズです。現物を手にしたい方がいらっしゃいましたらご連絡ください。手配したいと思います。









 バックナンバーをご覧になりたい方はクリックしてください。他会派の議会便りにもけして劣らない力作揃いだと思います。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~fuse_yume/

〔330〕教え子のKくんから届いた「城」は息子さんとの合作です。コロナ禍の今、なぜか和みます。

2021年02月08日 | メール・便り・ミニコミ
 以前にもブログに登場してもらったKくんは、1972年新卒教師の私が担任した教え子です。拙著を出してもらっている晩成書房を介して彼から連絡があり、同じく当時の教え子のJくんと、あるいはお子さんを連れて我が家を訪ねてくれました。40年ぶりの再会でした。
 その後、時々メールをもらっています。テレビ小説「エール」を見るようになったのは彼の影響でした。登場人物の藤堂先生の存在が私に似ているという指摘があったからでした。
 私は詳細には理解が及びませんが、頻繁に会社に赴き、経営戦略にサジェスチョンする仕事のようで、映像を通して堂々とした講師ぶりが伝わってきました。
 その彼が最近、近隣との付き合い方についての思いをメールしてきました。近所に響く子どもの「声」の問題でした。私の考えを送った直後に画像を返してくれました。
 
 それでは、彼のメールと映像をどうぞ。
 

●福田先生
ブログ掲載どうぞ!
先生の長い教師生活の初年度生徒というキャッチコピーでどうぞ。
名前は確かに非掲載の方がいい世の中になりましたね、悲しいかな。
城は子供主体で作成したので塀の石垣の色むらとか天守閣が傾いているとかはご愛敬ということで。K