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後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔792〕3月30日、清瀬市で「図書館感謝会」(住民投票で夢のある図書館を創るきよせの会主催)を開催。月刊「機」(藤原書店)も紹介します。

2025年03月29日 | 市民運動

 清瀬市の澁谷市政による図書館4館閉館を受けて「図書館感謝会」が開催されます。閉館されるのは今のところ下宿図書館、野塩図書館、竹丘図書館、中央図書館です。住民投票による閉館阻止はなりませんでしたが、せめて感謝の集いを開こうという趣旨です。私は時間の関係で下宿図書館に参加しようかなと考えています。

 もうひとつ紹介したいのは月刊「機」(藤原書店、2025年3月)です。藤原書店の宣伝誌ですがいつもながらなかなか充実しています。
 巻頭にはNHKの前身の東京放送局の総裁だった後藤新平の放送初日に語った言葉全文が再録されています。先日NHK総合で「後藤新平の大風呂敷」(歴史探偵)が放送され興味を持ちました。刺された板倉退助を助けた医師でもあり、関東大震災後東京大改造を成し遂げたのも後藤でした。鶴見和子、鶴見俊輔の母方の祖父でもありました。後藤によって書かれた「戯曲 平和」も読んでみたいものです。

 元小学校教師・公認心理士の宮田貴子さんの「僕たちのサードプレイス」という4頁にわたる文章に目が留まりました。文中に絵本『たんぽぽのこと』(竹内敏晴・長谷川集平)がでてきたからです。ネット検索すると『僕たちのサードプレイス』というご自身の著書に竹内レッスンのことが書かれていたのでした。竹内レッスンとは竹内敏晴さんが主宰する身体レッスンのことで、私自身が多く学んだことでした。


◆労働争議は犯罪か
  労働運動など社会運動への弾圧は戦争へまっしぐらだ

                              鎌田 慧(ルポライター)

 春闘は季語だった。
 春になると、街角に赤旗が立った。今は団交ですんなり金額が決まる
だけ。
 ストライキをせよというわけではないが、ストライキを「伝家の宝
刀」として神棚に飾っておくと、次第に錆びついてしまう。

 関西生コン支部は「全日本建設運輸連帯労組」に加盟している、ミキ
サー車運転手などの労組だが、この組合に対し、滋賀、京都、大阪、和
歌山の警察、検察、裁判所はストライキやビラ撤きなどの活動を労働運
動として見ていなかった。
 反社会組織に見立て、威力業務妨害や強要未遂、恐喝の罪で訴追して
きた。
 2018年以降、81人の労組員が逮捕され、66人が起訴された。前委員長
は逮捕6回、641日勾留、現委員長は8回逮捕、644日の長期勾留。挙げ
句の果てに懲役10年の求刑だった。まるでどこか強権国家の政治弾圧の
ようだ。

 この組合は産業別労組。個人加盟方式で、日本で一般的な企業別組合
ではない。
 企業内に組合員が1人いるだけでも、 団交の時には本部からの役員が
交渉に加わる。

 ところが、検事や裁判官は不勉強だった。検事が保釈を条件に脱退を
唆(そそのか)したり、司法が団結権侵害に踏み込んでいた。
 京都地裁での幹部の無罪判決は本紙でも報道された (2月28日など)。
 労働運動など社会運動への弾圧は戦争へまっしぐらだ。
   (3月25日「東京新聞」朝刊21面「本音のコラム」より)


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