後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔427〕なぜでしょうか。再度、正嘉昭さんから「ところざわ太陽劇団第50 回記念公演参加者募集のご案内」でした。

2021年12月28日 | 語り・演劇・音楽
ところざわ太陽劇団第50 回記念公演参加者募集のご案内です。
ところざわ太陽劇団は、おかげさまで、来年は創立34 年を迎え、2022 年3 月に第50 回記
念公演を開催します。
1988 年5 月の池袋小劇場での旗揚げ公演以来、「誰でも役者」「飛び入り飛び出し自由の表
現場」を掲げ、地域演劇と実験演劇の融合を目指し、多様な演技表現と魔術的演出を生み出
してきました。この2 年間も、安全ドキドキの「コロナに打ち克つ演劇の形」を探求し、新
型コロナ感染防止対策万全の仮面歌舞劇(マスクの上に仮面)を半年ごとのスタジオ公演と
して実現してきました。
ぜひ、あなたと一緒に、第50 回記念公演を創っていきたく、公演への参加をお誘いいたし
ます。キャスト、スタッフ、サポーターとして、「家族のような劇団」「太陽広場」で、自己
を解放し、この冬を遊び心=芝居心で楽しくすごすのはいかがでしょうか?
費用負担は一切ありません。もちろん感染予防対策は今まで同様、稽古でも本番でも徹底
していきます。
<ところざわ太陽劇団第50 回記念公演の要項>
時:2022 年3 月5 日(土)17 時開演 6 日(日)14 時開演
所:新所沢公民館ホール(西武新宿線新所沢駅徒歩7 分)
演目:喜劇『大雑草~昭和レトロをけっ飛ばせ」
※ 「大雑草」は2005 年3 月初演時にお客様から「もう一度観たい」との声で、5 月、8 月と連
続公演を行った劇団の当たり狂言で、大工の棟梁の板三郎を中心に、下町のご近所を巻き
込んでの笑いと涙の大騒動絵巻です。なお第50 回記念公演は、新作の「大雑草」です。
稽古予定:
※曜日のない日は日曜日※15:30~18:30(2 月は~19:00)※祝日は13:00~18:00
1 月10 日(月祝)、16 日、23 日、30 日
2 月6 日、11 日(金祝)、13 日、20 日、23 日(水祝)、27 日
3 月4 日(金)搬入、仕込み、総稽古15:00~21:30、5(土)本番9:00~21:30、6(日)本番9:00~17:00
問い合わせ・参加申し込み:
正 嘉昭(ただし・よしあき)までお願いします。連絡をお待ちしています。
電話090-5492-1105 メールアドレス1105yajikita@gmail.com
★演劇未経験の方も大歓迎!基本から丁寧にお教えします。
★稽古日程や時間なども相談にのります。
★所沢市文化祭・演劇祭参加です。

〔426〕塚越敏雄さんから「腰越・憲法9条ニュース第184号」が届きました。

2021年12月21日 | メール・便り・ミニコミ




●鎌倉の塚越です。
 
 腰越・憲法9条ニュース第184号を送らせていただきます。
 今回は、次のことを書いてあります。

 「総選挙結果を受けて高まってきている改憲の動き」
 「それに対する国民の意識」、
 「私たちが伝える必要があること」
 
 このまま国民投票になれば、自衛隊明記案も緊急事態条項も通ってしまうかも
しれないにも関わらず、それに対する動きがにぶいことに危機感を感じて書いて
みました。お読みいただき、拡散していただければうれしいです。
 
 t417mabui@nifty.com 塚越敏雄

〔425〕正嘉昭さんから「ところざわ太陽劇団第50回記念公演参加募集」の案内が届きました。

2021年12月21日 | メール・便り・ミニコミ
●正です。こんにちは。
お元気でお過ごしのことと思います。
今回はところざわ太陽劇団第50回記念公演参加募集のご案内です。

ところざわ太陽劇団は、おかげさまで、来年は創立34年を迎え、2022年3月に第50回記念公演を開催します。
1988年5月の池袋小劇場での旗揚げ公演以来、「誰でも役者」「飛び入り飛び出し自由の表現場」を掲げ、地域演劇と実験演劇の融合を目指し、多様な演技表現と魔術的演出を生み出してきました。
この2年間も、安全ドキドキの「コロナに打ち克つ演劇の形」を探求し、新型コロナ感染防止対策万全の仮面歌舞劇(マスクの上に仮面)を半年ごとのスタジオ公演として実現してきました。

ぜひ、あなたと一緒に、第50回記念公演を創っていきたく、公演への参加をお誘いいたします。
キャスト、スタッフ、サポーターとして、「家族のような劇団」「太陽広場」で、自己を解放し、この冬を遊び心=芝居心で楽しくすごすのはいかがでしょうか?
費用負担は一切ありません。もちろん感染予防対策は今まで同様、稽古でも本番でも徹底していきます。

<ところざわ太陽劇団第50回記念公演の要項>

●2022年
3月5日(土)17時開演
  6日(日)14時開演

●新所沢公民館ホール
(西武新宿線新所沢駅徒歩7分) 
 
●喜劇「大雑草(だいざっそう)~昭和レトロもぶっ飛ばせ」
※ 「大雑草」は2005年3月初演
時にお客様から「もう一度観たい」との声で、5月、8月と連続公演を行った劇団の当たり狂言です。
なお第50回記念公演は、新作の「大雑草」です。

●稽古予定
※曜日のない日は日曜日※15:30~18:30(2月は~19:00)
※祝日は13:00~18:00
⚪1月
10(月祝)、16、23、30、
⚪2月
6、11(金祝)、13、18、20、23(水祝)、27、
⚪3月
4(金)搬入、仕込み、総稽古
15:00~21:30
5(土)本番9:00~21:30
6(日)本番9:00~17:00

☆☆問い合わせ・参加申し込みは
正嘉昭までお願いします。連絡をお待ちしています。
☎️090-5492-1105
メールアドレス
1105yajikita@gmail.com

★演劇未経験の方も大歓迎!基本から丁寧にお教えします。
★稽古日程や時間なども相談にのります。
★所沢市文化祭・演劇祭参加です。

〔424〕ドキュメンタリー映画「NAGASHIMA〜”かくり”の証言」完成のお知らせが矢部顕さんから届きました。

2021年12月14日 | 映画鑑賞
●福田三津夫様

ドキュメンタリー映画「NAGASHIMA〜”かくり”の証言」製作にあたりましては、福田様ご夫妻からの協賛金をいただきましたにもかかわらず、映画完成のお知らせと御礼が遅くなってしまっていて失礼をしています。
秋の農作業の忙しさやその後の学習田の手伝いやプレーパーク開催など次々と行事があったものですから、きちっとご報告が出来ていなかったといまごろ思い、たいへん遅ればせながら添付の報告を作成しました。
北の国では雪の便りが聞かれる季節となりました。師走のお忙しいなか、お身体ご自愛ください。
                             矢部 顕


友人のみなさまへ
遂に完成! ドキュメンタリー映画
「NAGASHIMA~“かくり”の証言~」

「NAGASHIMA~“かくり”の証言~」製作実行委員会
                                  矢部 顕
●映画冒頭のシーン
濃い青色の未明の海と崩れ落ちた患者収容桟橋
<ナレーション>
波ひとつありません。
浮かんでいると本土まで運んでくれそうな海なのですが、凪いでいても隔ての海です。
今まで誰にも話さなかった。この桟橋から、島にあげられたときのことを。
顔を出さなかった、家族に迷惑がかかるから。
でも、もう時間が残っていません。
あなたにだけは知っていてほしい。
あなたに真実を託します。

 *   *   *

●ドキュメンタリー映画の完成
この度は友人のみなさまから、ドキュメンタリー映画製作にたくさんの協賛金をいただきましたことにあらためて感謝申し上げます。
おかげさまで、ドキュメンタリー「NAGASHIMA~“かくり”の証言~」が遂に完成しました。30人の入所者の証言を集めて、愛生園の四季と織り交ぜた構成になっています。証言に加えて、コロナ禍のさなかではありましたが、菊池恵風園と草津の重監房資料館を取材して、新たな歴史的事実の発見もありました。
上映時間は1時間50分です。
現在は、日本におけるハンセン病の1000年を超す長い歴史(光明皇后の時代から? そういえば光明皇后がハンセン病患者を洗ってあげたといわれる浴室<からぶろ>の建物がある奈良の法華寺に宮崎さんを案内したことを思い出します)の最後の最後の局面です。最後の証言集となることでしょう。みなさん高齢で、証言できる人の最後です。今後はもう不可能でしょう。(証言していただいた方のうちで7名の方はすでにお亡くなりになっています)。
 今回、証言の記録が可能になったのは、宮崎賢さんという報道カメラマンなくしては語れません。カメラに顔を向けて語ることは、ハンセン病病歴者にとっては今までに無いことですが、それが可能になったのは証言者の宮崎さんに対する長年のお付き合いの中で生まれた信頼にほかなりません。証言者のことばの奥に長年築いてきた信頼関係を読み取ることが出来ます。40年間にわたっての150を超えるニュース特集の取材、13のドキュメンタリー番組の制作という実績だけでなく、宮崎さんのご人徳があってこそ実現できたことと思います。

●あらためて、撮影・取材・編集・構成担当の
宮崎賢氏を紹介します
宮崎賢さんは、ハンセン病問題に関する取材歴は40年に及び、その間、岡山県の長島愛生園・邑久光明園をはじめ10か所の国立ハンセン病療養所や、「らい菌」の発見者であるアルマウエル・ハンセン医師が生まれたノルウェーのベルゲンやインドを訪れ、内外のハンセン病政策や現状を取材してきました。
これまでにハンセン病ドキュメンタリー13番組、TBS 報道特集、筑紫哲也のニュース23などで全国に発信。ニュース特集は150本を数えます。
この間、1983年「地方の時代」映像祭で大賞2014放送グランプリ特別賞。第43回放送文化基金賞・個人賞。民間放送連盟賞優秀賞4度受賞。2019年報道活動部門(ハンセン病)でギャラクシー大賞などの放送賞多数受賞。


 2021年10月15日、日本弁護士連合会人権擁護大会(於:岡山)の特別企画でこのドキュメンタリー映画の上映会がありました。上映に先立って、宮崎さんの挨拶がありましたので以下に紹介します。

●ハンセン病ドキュメンタリー映画「NAGASHIMA~“かくり”の証言」製作意図
宮崎 賢
「偏見・差別は見えへんけど怖いよ」「ひらかなで“かくり”と書いて背中に貼って歩いてきた人生でした」。長島愛生園に強制隔離されたハンセン病病歴者の証言です。
国の誤った強制隔離政策で、ハンセン病患者を終生強制隔離する「らい予防法」が89年間にわたり存在し、その法律の下で、患者と、その家族は深刻な人生被害を受けました。
国や自治体が戦前戦後、行なった「無らい県運動」は官民一体となってハンセン病患者を地域から、排除し私たち市民も関わり加担。差別や偏見を増幅して行きました。「無らい県運動」で多くのハンセン病患者は故郷を追われ、親子と家族が引き裂かれ、心に深い傷を負った悲しい歴史があります。
長島愛生園では、患者の強制労働や、断種・中絶が強いられ人間扱いされない非人道的な行為が行なわれました。療養所とは名ばかりの収容所でした。昭和16年から昭和20年末までに、1077名が死亡し昭和20年には一年間で332名が栄養失調と重労働で無念のうちに亡くなっていきました。島の納骨堂には死んでもなお故郷に帰れない約3700柱が眠っています。「煙になってはじめて故郷に帰れる」と入所者は証言します。
1996年に「らい予防法」が廃止されてから25年。ハンセン病元患者が熊本地裁に「らい予防法」は憲法違反と国を提訴した「ハンセン病国賠訴訟」で勝訴してから20年が経ちました。
今、ハンセン病国賠訴訟やハンセン病家族訴訟を通じて、国や自治体が行なってきた人権教育や啓発の在り方が、問われています。新型コロナウイルスの感染症患者や家族、医療従事者も、いわれなき差別や誹謗中傷に傷ついています。
ハンセン病で差別され人権を侵害された人たちの教訓を学び改めて人権とは何か、人間の尊厳とはなにかを問い直し、「隔離の記憶」を映像で後世に伝えたいと映画を企画しました。
全国の国立ハンセン病療養所の入所者は今年9月で約970人。平均年齢は90歳に近づいており、証言を聞く機会も終盤になろうとしています。長年交流して来た長島の人たちが、苦難の人生を「若い世代に伝えて欲しい」とカメラの前で語ってくれました。
映画は差別の中、打ちのめされても “力強く尊く”前を向いて歩いてきたハンセン病病歴者の映像証言で構成しました。
映像は時には物を言う。将来映画が心に響き、時を越えても伝わる事を願います。
「人権は侵しても侵されてもいけない」。人間として人間らしく生きられなかったハンセン病病歴者からのメッセージです。


●上映会の感想
日本弁護士連合会人権擁護大会の特別企画での上映会(於:岡山市民会館)は、一般市民にも呼びかけがあり、平日ではありましたが熱心な方々の上映会参加がありました。多くの皆さんから上映後の感想が寄せられましたので紹介します。

◆Aさん(元大学教授)
「国の間違った施策と、『無らい県運動』に加担し、ハンセン病への差別や偏見を増幅させてしまった市民(私たち)の罪。映画は重く悲しい歴史を描きながら、島の美しい自然やそこに生息する鳥や動物(狸・鹿)も描かれ気持ちが和みます。ご存命中親しく交わらせていただいた方々のお姿も編集されていて、懐かしさに胸がいっぱいになりました。
後半では故郷に里帰りして小学生たちと交流される川北さんご夫婦のうれし涙や、大学生・高校生たちの訪問を喜ばれる入所者さんのエアー握手に私も思わずもらい泣き。エンドロールで沢 知恵さんの歌が流れて、さらに涙腺が決壊。
素晴らしい作品に仕上がっていました。これからこの映画が国内・国外に広がりたくさんの人に観ていただけますよう」
◆Bさん(兵庫県から)
「長島愛生園の入所者を中心に、療養所入所者の証言で国のハンセン病患者にたいする『絶対隔離絶滅政策』を告発。人権がないがしろにされていた実態とともに、人権を守る闘いに立ち上がった入所者の姿や、夏祭りなど地域住民との交流も生き生きと描かれています。
新たに発見された資料もあり、貴重な記録映画です。
特に印象に残ったのが、隔離政策を主導、不妊手術を導入した光田健輔医師に対する批判と『戦争はしてはならない』というメッセージです」
◆Cさん(元アナウンサー)
「“かくり”の証言を拝見しました。感動して涙が溢れました。長年築いてこられた信頼関係があってこそのインタビューだと思いました。そして宮崎さんのご経験やご人徳の賜物だと思います。
かくりの証言から様々なことを学ばせていただきました」
◆Dさん(岡山県から)
「いい映画でした。後半で泣きました。観る人の心に届く作品です。 何より、これだけの入所者の証言を残せたのは貴重です。ありがとうございました。携われて光栄です」
◆Eさん(フリーアナウンサー、東京)
「すばらしい作品を見せていただきましたこと心より感謝いたします。元患者の証言ひとつひとつが胸に迫りました。ことに「隔離」「差別」という言葉への思いに、コロナ禍の今この作品が世に出ることの意義を感じました。
また高校の部活に「ヒューマンライツ部」があるということに大きな希望を感じました。ぜひ若い人たちに見てもらいたい。私の番組でも取り上げていただきます。
取材と制作の労に感服いたします」
◆Fさん(元放送局ディレクター)
「後世に伝える映画だと思った。完成度が高い。 映画に引き込まれ、作品が長く感じなかった」
◆Gさん(会社員)
「高校生がハンセン病問題を学習し未来に伝える活動をしていることに感動した。作品は長く感じなかった。いい映画でした」
◆Hさん(ハンセン病ボランティア)
「いい映画で感動しました。特にラストシーンは素晴らしかったです。この作品を全国の人に観てもらいたいと思った。ご苦労様でした」

◆この他、上映終了後ロビーで弁護士さんから「いい作品でした。感動しました」「素晴らしい作品でした。よくここまで作られましたね」などの声を掛けていただきました。
今、東京・香川・鳥取・岡山・愛媛・静岡・兵庫県などから上映の依頼があります。
これから、ゆっくり伝えていきたいと思います。         宮崎 賢 

     *  *  *

●今後に向けて
コロナ禍が落ち着かないと開催が難しいと思いますが、今後は全国各地で自主上映会を開催していただける方やグループを募っています。
ゆっくりと、すこしづつ、あちこちで、上映会が開催されていくことを願っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
ご協力ありがとうございました。





〔423〕第2回「東海第二原発いらない一斉行動」に15名が清瀬から参加しました。

2021年12月12日 | 市民運動
 昨日、12月11日(土)、第2回「東海第二原発いらない一斉行動」が首都圏を中心に展開されました。その全貌を把握する立場にありませんが、東京は穏やかな日和だったこともあり、かなりの参加があったのではないでしょうか。
 ちなみに第1回「東海第二原発いらない一斉行動」は9月11日(土)に開催され、1都8県(青森、新潟、福島、栃木、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川)46地域、のべ610名の参加があったということです。

  私の住む清瀬では、2箇所に分かれアピールしました。清瀬・くらしと平和の会の福田緑は次のように報告しています。(写真も彼女が撮影)
 「西武池袋線清瀬駅では北口、南口に別れて総計15名(ほど)で行動を行いました。共産党の市議5名、無所属一人会派の市議1名と、市議が合計6名参加し、署名も11筆集まりました。チラシは100枚以上はけました。」











 そもそも私たちのグループは2019年9月26日に「東海第二原発の運転延長の反対を求める請願」を清瀬市議会に提出し、採択されました。前年に同趣旨の請願が不採択になったにもかかわらずです。(顛末はブログに掲載済み)
 未だ数万人の福島の避難者が自宅に帰れないこと、放射能被害が子どもを中心に広がっていること、四十数年稼働してきた老朽原発であること、原発から半径三十キロ圏内に94万人も居住していること等がその提案理由でした。
 今年の3月水戸地方裁判所は「避難計画策定が難しいので、原子炉を運転してはならない」と判決を下しました。にもかかわらず、日本原電は来年秋・冬の再稼働を目論んでいるのです。日本原電を支えているのがあのフクシマ事故の東京電力です。

 意外と知られていないことですが、1基1年間の稼働で原爆千発分の「核のゴミ=死の灰」が発生するということです。しかもこれを10万年以上厳重保管する必要があるのです。はたして、人類は命をここまで繋げることができるのでしょうか。


 反原発・脱原発運動を中心的に担っているたんぽぽ舎のメルマガの速報をご覧ください。

┏┓ 
┗■1.東海第二原発いらない−首都圏ネットワーク第2波行動(速報)
 | 12/11(土)第2波行動−たんぽぽ舎4ヶ所で奮闘
 └────柳田 真(とめよう!東海第二原発首都圏連絡会・たんぽぽ舎)

○東海第二原発いらない・首都圏ネットワークの第2波行動に、たんぽぽ
舎は現在のもてる全力で取り組んだ。
 第1波(9月11日)は3ヶ所であったが、第2波(12月11日)は4ヶ所
で実施した。かつ御茶ノ水駅の3ヶ所は実施時間を75分とした。その概略
の速報です。
 じつは一週間前に大阪・福井の集会へ精鋭隊8人余を派遣していたばか
りなので、正直いって“疲れ気味”でやっとこさの面もあったのだけれど・・・
○12月11日(土)の4ヶ所行動
・千代田区JR御茶ノ水駅「御茶の水橋口」 14:00から15:15
      たんぽぽ舎 23人
・千代田区JR御茶ノ水駅「聖橋口」   14:00から15:15
      たんぽぽ舎 9人
・千代田区JR御茶ノ水駅「千代田線口」 14:00から15:15
      たんぽぽ舎 6人
・文京区JR水道橋東口 橋の上 15:30から16:30
      東海第二原発に反対する有志 4人
JR御茶ノ水駅の実施時間は1時間15分とした(15分延ばした)。まいた
ビラの数は3点セットで300枚強でした.(計900枚)マイクは3台、のぼ
り旗は8本、立て看板は7枚(白倉さん作)、横断幕は6枚(馬場さん作)
などなど。たんぽぽ舎単独の力でなく、応援として「日本・朝鮮−未来へ
の扉−」の6人と山谷労働者3名など日ごろのたんぽぽ舎活動のつながり
のグループも加わってもらった。写真班は2名。

◆たんぽぽ舎聖橋口の報告
横田朔子(たんぽぽ舎ボランティア)
 急に冷え込んできた東京だが、今日は快晴で風もなくポカポカ陽気で、
行動参加者の足取りは軽かった。
 私の担当は「聖橋口」で、参加者は9名。マイクアピールと3種類の
ビラをセットにして配布。署名活動も行った。
 今回やって良かった点は、(1)山崎久隆さんがアピールを一手に引き受
け、誰にでも分かるようにゆっくり、短く、くり返してとても聞きやすか
った。(2)ビラの受け取りは前回よりさらに良かった。例えば親子連れの
場合は子どもに「ママ(パパ)に読んでもらってね」と優しく声かけしな
がらビラを渡すと、ほとんどの子どもが受け取ってくれた。
 また、最初はビラを受け取らなかった若い女性が、マイクアピールを聞
いたあと、自分からビラを取りに来て熱心に読んでいた。
 さらに、通行人の若い男性がビラまきのメンバーに「原発が全部止まっ
たら日本の電気は足りるの?」「原発はコストが一番安いんじゃないの?」
と質問し、15分会話して「自分ももっと勉強します」と帰って行った。
 参加者の感想として、「この行動はとても有意義だ。原発のことを余り
知らない人々に働きかけ、考えてもらえるキッカケになる。抗議集会も大
事だが、こう言う行動はぜひ続けたい」と。参加者全員の核心につながっ
たと思う。


 そして、鎌田コラムです。

◆狼(おおかみ)が来た
  着工して28年、試運転さえ成功していないのは詐欺
  六ヶ所村核燃料再処理工場

鎌田 慧(ルポライター)

 ああ、やった!
 本紙7日朝刊トップ記事。さほど派手な扱いではなかったが、堂々の
スクープだ。寄稿紙を褒めるのは八百長じみるが、素直に拍手喝采。
 「再処理工場完成見通せず」「核燃サイクルハ方ふさがり」→誰かが
先鞭(せんべん)をつけ引導を渡す必要があった。
 「実用化できる可能性はない」と断言する原子力規制委員会の田中
俊一前委員長に私は雑誌編集部を通じて取材を要請したが断られ、
コロナ禍もあって動けなかった。

 六ヶ所村(青森県)の核燃料再処理工場は、2009年に廃液をガラス
固化体にする建屋内で、高レベルの廃液漏れ事故を起こした後、ピクリ
とも動いていない。
 にもかかわらず、来年には稼働すると虚言を弄して25回も延期させ、
今また2022年度稼働を唱えている。
 しかし、常識で考えて1993年4月に着工してから28年、それでもなお
試運転さえ成功していないのは詐欺ともいえる。そんなウソまみれの
工場が、1年後に動く保証はない。

 「広島型原爆にして3発分の放射性物質が建屋内を汚染した」と小出
裕章は著書で語っている。
 福島原発のデブリのような猛濃度の放射性物質が、手つかすのまま
放置されてきた。
 私はこの欄で「絶望の再処理工場」とか「世にも不思議な工場」と
書いたが、事故を心配して過激に「狼が来た」こと叫ぶべきだった。
       (11月9日東京新聞朝刊23面「本音のコラム」より)