このブログで以前に白石孝さんのご著書を紹介したことがありました。個人的にも我々夫婦のミニコミ誌「啓」を読んでいただいていたり、逆にピアノコンサートにご招待いただいたり、昔から親しくさせていただいています。しかしながら、じっくりお話をうかがうことは今までありませんでした。清瀬の地でこうした学習会が開かれるのはとても嬉しいことです。
当日は司会をすることになりました。読者の皆様とお会いできれば嬉しいです。
主催 ● 清瀬・くらしと平和の会
お問い合わせ ● 042-493-2982 ● fuseyume@krc.biglobe.ne.jp
または、携帯電話・090-9969-7655(布施さん)
● 学 習 会 ●
清瀬でいっしょに考えたい
【 マイナンバーカード 】と
【 給食の無償化 】
● 講 師 ●
白石 孝さん
(しらいし・たかし)
●「荒川区職員労働組合」顧問、「プライバシー・アクション」代表、NPO法人「官製ワーキングプア研究会」理事長、NPO法人「アジア太平洋資料センター(PARC)」共同代表ほか。● 1974年に荒川区に入区し、2000年から2011年まで職員団体書記長をつとめ、働く者の立場から自治体行政の改善に取り組む一方、個人情報保護、給食の無償化、非正規公務員、地方自治、多文化共生など、幅広いテーマに精通し活動する。
● 日時: 2023年 2月 19日 (日)
13:30 開場 16:30 閉会
14:00 ふせ由女(清瀬市議)の市政報告
14:15 白石孝さんのお話と質疑応答
● 会場: 男女共同参画センター【アイレック】会議室
西武池袋線「清瀬駅」北口右側(徒歩2分)
「アミュービル」4階
※ 資料代:200円
※ 定員:40名(先着順)
この学習会が、多摩地区のタウン紙アサココに紹介されました。(2023年2月2日)
この記事の連絡先が違っていました。ごめんなさい。正しくは、携帯電話090-9969-7655(布施さん)です。
せっかくブログに来ていただいたので鎌田慧さんのコラムもどうぞ。
◆岸田訪米のあとで 鎌田 慧(ルポライター)
9日未明、岸田文雄首相は政府専用機で欧州と米国にむけて出発した。
安倍氏国葬の弔問に来なかった首脳たちと5月に広島で開催されるG7
サミットで会う。「地球規模の課題について議論をリードしていく
責任を担う」その準備か。
「リード」できるかな、との懸念が強い。会見するバイデン米大統領
からまたなにか、安倍晋三元首相のように、高い買い物リストを押しつ
けられるのではないか。
安倍首相時代は米国との集団的自衛権行使容認を閣議決定、オスプ
レイやF35ステルス戦闘機などを爆買いした。岸田首相は敵基地攻撃
のために長距離巡航ミサイル「トマホーク」の爆買いを決め、防衛予算
を倍増させる方針だ。これまで5年間で25兆円余だった防衛費はこれか
らの5年間で60兆円にされる(本紙、12月31日)。
岸田首相、保守リベラル標榜の「宏池会」会長ながら「専守防衛」の
思想からすでに逸脱。いまは右派「安倍派」操作のロボットか。「戦争
の永久放棄」。この世界に冠たる平和憲法の下で、戦争準備を公然と
進める。
米国の戦争は日本の「存立危機事態」。緊急事態に於ける基本的人権
の侵害が、ワイマール憲法下、ヒトラー「全権委任法」の突破ロに
なった。
「敵基地攻撃能力の保持」。敵の攻撃の「着手」 段階で反撃する。
岸田政権、いまもっとも危険な政権だ。
(2023年1月10日「東京新聞」朝刊23面「本音のコラム」より)
◆沈思実行(129)
増税論よさようなら
「軍備増強のための増税」は絶対反対
鎌田 慧
岸田ゾーゼイ首相の人気は、ますます落ち目。べつに期待していた
わけではない。
が、安倍派の「清和会」があまりにも酷かったし、後継の菅は、陰気
だった。岸田は「軽武装・経済優先」の池田勇人由来の「宏池会」会
長。リベラルな派閥が売り物だった。
が、いまやおなじ穴のムジナ。いきなり「国葬」を打ち上げ、全国的
な「国葬反対」運動を引き起こした。閣僚の辞任続きでボロボロ。やる
ことなすこと世論を刺激し、ついに増税。それも軍備強化のためだから
安倍亡霊の支配のまま。
台湾有事=日本有事。このフィクションを宣伝、とにかく米軍需
産業の廃品を大量に買いつける、アメリカ完全中毒。
「新たな脅威に対し、日本人の暮らしと命を守り続ける」との危機感を
前置きにして「責任ある財源を考えるべきであり、今を生きる国民が
自らの責任として、しっかりその重みを背負って対応すべきである」と
岸田ご託宣。
なぜ、戦争が「自らの責任」なんだ。戦争をさせないのが、お前の
責任じゃないか、と猛然たる批判があがった。生活を犠牲にして軍備を
強める。戦争国家に逆走する悲惨。安倍・菅・岸田の地獄への三段跳び。
昔、ある首相は、しもじもの家庭のごみ箱を開けて歩いたとの伝説を
つくった。それでも戦争をやった。
政治家三代目の岸田首相も、高級割烹での密談にふけるばかり
でなく、巷に満ちている生活苦の生の声を聴いて歩いたらどうか。
スーパーの時間切れ割引食品を買い、電気料金を節約のためテレビ
もよほどでなければみない。新聞は図書館で見る。年金が下がって、
医療費が上がった高齢者の生活防衛策。
「復興特別所得税」の一部を「防衛目的税」に流用して、期間を長期
化させる。「復興」を食い物にするな。だれも増税に賛成していない。
米軍ともども戦う「集団的自衛権」を行使せず、「敵基地攻撃」の
準備のためのミサイルを買わなければ、防衛費倍増は必要ない。
「軍事増強のための増税」は絶対反対。この運動を強めよう。
(週刊「新社会」2022年12月28日第1288号)