中野笑理子のブログ

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黄色い水玉の回避法

2017年11月07日 | 日記
昼休みが終わってさぁまた仕事という時に、取って取って~と白いワイシャツに派手な黄色の水玉模様をつけた男性社員が駆け込んで来ました。
カレーうどんを食べていたら、うどんが跳ねて派手に飛び散ってつけてしまったとのことでした。

シャツを着たまま、なんとかして~と言うので、爪楊枝の先にティッシュを巻いて食器洗い洗剤をつけて水玉をひとつずつ叩くと色が薄まってきて、その上からお湯で湿らせたティッシュで更に叩くと、ほとんど目立たなくなりました。

アンタは子供か!
と周りにからかわれながら、ちゃうねん、うどんが急に跳ねて、と弁解する男性社員。
うどんは勝手には跳ねんわ、と言われシュンとなっていた彼はキレイになったシャツを見て、あ~助かったわ~、おおきに!
と言って、元気に営業へ出て行きました。

夏の暑い時も美味しいけれど、これからの季節、風邪のひきかけぐらいならこれ一杯でなんとかなりそうなカレーうどん。
私も以前は食べる時に首にティッシュを挟んだりしていましたが、気の効いた店なら紙の前掛けを出してくれる所もあるカレーうどん。

けれど今は白いセーターを着ていても、カレーうどんのシミを作らず食べる自信があります。
コツはうどんを勢いよく箸で持ち上げず、そっとうどんを一本丸ごと一度、端っこまで出してから食べるのです。
闇雲に持ち上げると底の方のうどんの端が飛び出て跳ねるので、一本全部を一度出すと箸で持ち上げても跳ねません。

これは池波正太郎さんに教えてもらいました。
正確に言うと、池波正太郎さんのエッセイにそばの手繰り方が書いてあったのを読んだのです。
ざるそばを食べる時、スッと持ち上げてきれいに一口分だけを手繰るのはなかなか難しいものです。
食べにくい時は、まず真ん中からとっていけばいい、とエッセイ「男の作法」に書いてありました。
真ん中から取ると、きれいに端までちゃんと手繰ることができる。
そばというのは、そういうふうに盛ってあるのだそうで、そういうふうになっていないそば屋は駄目なんだと書いてありました。

要はうどんもそばもズルズルと長いまま手繰ると駄目なんだな、とその通りやってみるときれいに食べられるようになりました。
書いていると、なんだか無性にカレーうどんが食べたくなってきてしまった。
ヨシッ、明日のお昼はカレーうどんに決定!