眠気が勝つか、空腹が勝つか

立冬も過ぎ、日毎夜毎に冷えてきました。
仕事を終えて実家へ寄って、自宅に帰るとお腹はペコペコ、身体はヘトヘト。
こんな日は先に晩ごはんを食べてしまうと、お風呂はパスしてそのまま寝てしまうこと間違いなし。

明日が休みで予定もなければ、そんな自堕落な一日の終わり方も良いけれど、明日はまだ金曜日。
出社して外出や来客の予定もあるので、不潔な格好で出勤できない。
勤め人はつらいよ、であります。

そんな訳で、グゥグゥ鳴るお腹をなだめながら帰るなりお風呂へ飛び込みました。
お風呂からあがると眠いわ腹ペコだわで、もうすぐにでも横になりたい、けれど何か食べたい。
これはなかなか、同時に満たすことのできない欲求であります。

このまま晩ごはんを諦めて眠ってしまえば、明日の朝にはきっと体重減ってるよ。
そうよね、いつもより早く起きて朝ごはんをモリモリ食べればいいのよ。
いやいや、絶対お腹空きすぎて眠れないって。
空腹で目が覚めてしまって、夜中にものを食べるなら今食べた方がいいって。
もはやどちらが天使でどちらが悪魔かわからない、囁きが聞こえます。

朦朧となる意識の中で、漂ってくる美味しそうな匂い。
火にかけた鶏つみれ鍋が、グツグツと煮えている匂いなのでした。
ムクッと起き上がり、食卓についたのでありました。

あのまま眠っていたら、ブログの更新もきっと出来ていなかったことでしょう。
夜の戦いにおいては空腹が勝利を収めましたが、これが朝ならきっと眠気が勝ってしまうんだろうなぁ。
人間の身体というものは、ほんに便利にできているものでありました。