思うがままに

Step by Step

但馬へドライブ

2006-05-01 | ぶらっと

GWの4/30~5/1に但馬へ1泊2日のドライブ
自分勝手に描いた今回のテーマは
「カツラの巨木を訪ねて」

4月30日
07:00 自宅出発
07:50 播但有料道路の市川SAで休憩
     店は時間が早すぎて未だ開いていなかった
     ここから見る景色は私のお気に入り
08:40 養父町の斎神社で巨木を見る
09:00 国指定天然記念物の建屋のヒダリマキガヤを堪能
     ただただ、その風格に魅了された
09:30 養父町の日枝神社に立ち寄る
     巨樹マップには大仙寺のケヤキとあったが、
     そこには巨木が見つからなかった
     多分、この神社のケヤキを指しているのだろう
09:50 大屋町に入り、玉水神社の県指定天然記念物のムクノキ林を訪れる
     この辺りから、木ばかりを見る私の態度に妻はご機嫌斜め状態
10:15 国指定天然記念物の樽見の大ザクラ
     せっせと結構急な遊歩道を登って行った
     この木は妻も見たがっていたのでちょっとご機嫌を取り戻した模様
     痛々しい桜の姿を目の前にして、私の方が多少落胆気味だ
11:00 国指定天然記念物の口大屋の大アベマキ
     案内板が道路の要所にあるはずと思い、ナビをセットしなかった
     途中、三叉路で案内板が倒れていた
     勝手に左手方向だと判断して進んで行ったが、
     間違いだったと気付きナビをセットした
     もうナビ無しでは場所が判らないし、辿り着けそうにない・・・
     この大アベマキは元気な木だった、樽見の大ザクラを見た後で良かった
12:20 別宮の大カツラ棚田を堪能
     途中コンビニで買ったお弁当を広げ、氷ノ山と棚田の景色を眺めながら昼食
     至福の時間だった
     今回の旅行で一番心に残った場所だったと思える
13:10 別宮のカンザキの丘
     途中の狭い狭い路地をTIIDAで行くのが怖かった
13:40 ハチ北温泉へ
     お風呂に入りに来たのではなく、単に休憩とアイスクリームを食べただけ
     人が少ないので活気がない、そこが田舎の温泉場の良さかも

     県郷土記念物の"大沼のハルニレ"という巨木を探すが良く判らなかった
     土地の人に聞いてみると「木が倒れていて行けるかな?」という言葉
     まあ、行ってみようと途中まで進むと目の前を大きな木が通せんぼしていた
14:20 大笹のザゼンソウ自生地へ、県指定天然記念物であることを後で知った
     ザゼンソウを見るのは初めて、もう2~3週間早かったら見頃だったようだ
14:40 但馬高原植物園へ
     県指定天然記念物の和池の大カツラをやっと見ることが出来た
     別宮の大カツラを見た後だけに、ちょっと感銘が薄かったようだ
     "生け花のようなカツラ"とでも言えそうで整いすぎて綺麗過ぎた
15:40 県指定天然記念物の兎和野の大カツラ
     このカツラまでの遊歩道が水浸しで大変だった
     ここのカツラは別宮の大カツラと似て、
     自然を生き抜いてきたと言う荒々しさがあった
      予定では、このあと宿へ行くことになっていた
     予定表を見ていた妻もその気でいた
     だけど、早足で来たため時間が多少余り気味
     いや、実際は予定表に敢えて記載しなかっただけで
     この後、行きたい所があった
     「まだ木を見るの??」という妻の言葉が怖かった訳だ
            村岡美方線(89号線)を板仕野方面へ
     峠を越えると目の前に棚田が広がった 雄大な棚田だった
      麓に辿り着いた
     瀞川稲荷を目指そうとしたが、鳥居が倒れ道も封鎖されていた
     土地の人に尋ねると、
     新しい道が出来ているのでそちらから行けば良いという情報を掴んだ
     走り易そうな道だと思ったのは束の間
     恐ろしい山道となっていった
     人がいない、薄暗い、怖いという気持ちが大きくなった
16:20 瀞川稲荷に到着
     昨日祭りがあったと聞いているのだが、人っ子ひとりいない
     気持ちが悪い、不気味だ、妻は既に放心状態
     ここに町指定天然記念物の板仕野の大カツラがあるはずだが
     探す気力が失せていた
     早くこの場所から逃れたいと二人は思った
16:50 県郷土記念物の一二峠の無難の木に到着
     見事に幹が折れて、ネットの写真の雄姿は見られなかった
     県道135号線から国道9号線に入り、今日の宿へ向かった
     途中、周りは棚田だらけの風景が広がっていた
17:30 今日の宿「ロッジかどま」に到着
     あれ?車が少ない…(既に駐車していた車はここの関係者のものだった)
     結果として、この日の宿泊は私と妻だけだった
     夕食はB定食2,000円と但馬牛のタタキ1,500円を注文
     二人とも大食家ではないからこれくらいがベター
     しかし、美味しかった!!それにボリュームも充分!!
     建物も綺麗で部屋も綺麗、それに部屋の窓から見える棚田も綺麗

5月1日     
     朝、例によって目覚めが早かった
     早く寝てしまったからなぁ~
     窓から外を見ると庭のテーブルと椅子が遠くまで飛ばされていた
     何事が起こったのだろうか?
     妻曰く、昨夜突風が吹いていたようで変な物音がしたとか…
     妻はその音で何事かと目が醒めたようだ
     
だけど、熟睡していた私はその音を聞いていない…     
06:00 朝食前に窓から見えた棚田の散策へ
     途中、木の殿堂の駐車場で景色を眺めた
     この時のTIIDAはまだ綺麗だった、その後無残な姿をさらす出来事が…

     可哀相なTIIDAに尚も山道を走ってもらって棚田を堪能出来た
     宿に戻る時、昨日来る時見たイチョウが目に留まった
     車を降りて妻と散歩がてら周りを散策した
08:00 朝食も美味しかったなぁ
     で、宿を出発
     予定ではこのまま出石へ直行だったが、また私の我侭が…
     神鍋高原を目指して長い長い蘇武トンネルを走る
     ナビはこのトンネルの情報が入っていなかった
     ガイド嬢がうるさい!(音声ガイドオフ!)
08:50 水口の八坂神社へ、ケヤキの巨木が一杯
     妻は車から降りようとしない、眠いようだ、それとも怒っているのか?
09:20 万場スキー場の麓の天神社
     初めてトチノキの巨木(県郷土記念物)を見た、素晴らしい
10:10 名色のイロハモミジ(県郷土記念物)へ
     ここでのおばあちゃんとおばさんの会話が少し気持ちを後ろ向きにさせた
10:50 長楽寺のチリツバキ(県指定天然記念物)へ
     今年の花は木が弱っているらしくもうひとつだとか…
     妻が車から降りたのは、天神社だけだった
     『いい加減にしなさい』と叱られているような気持ちだった
     「さあ~出石へ行くよぉ」と妻に声をかけた
11:30 出石に到着、大手前駐車場に入った
     観光客で街は人の波

     城跡(町並みが綺麗)~経王寺~石部神社
     このケヤキは素晴らしい!今まで見た中で最高!
     本覚寺(てっせん寺)のてっせんの花は一部だけ咲いていた
     出石明治館~宗鏡寺(沢庵寺)へ、日本庭園は大したことなし
     酒蔵へ、ここで日本酒を購入(試飲で酔う)

     ああ~腹が減ったぁ~
     桂小五郎潜居跡へ(妻は新撰組が好きだ、私はどうでもいい)
     その隣の出石そばが有名だとか
     そこで並んで待ったが、なかなか順番が来ない
     あきらめて、また散策開始!おりゅう灯篭へ
     ああ~腹が減ったぁ~
     辰鼓楼の辺りで出石そばを食べようと心に決めた
     入ったのは官兵衛というお店、そばが旨い~!!


     もう14:00かぁ~ さあ先を急ごう!
14:25 出石から和田山へ南下する道で
     「なんじゃもんじゃの木」の看板を妻が見つけた
     はっきり言って、あまり興味が沸く木ではなかった
     糸井の大カツラへの思いが先を急がせた
15:00 国指定天然記念物の糸井の大カツラに到着!
     わあ~デカイ!!
     デカイけど、思ってた以上に感銘がない
     やはり、私はこのドライブで最初に見た別宮の大カツラが最高だった
     …
     この後、「道の駅やぶ」へ寄ろうとしたが今度のお楽しみ
     この道の駅で兵庫県内全ての道の駅を制覇したことになるんだけど
     …
     和田山ICから播但有料道路~市川SA
     ~中国縦貫~加西SA(妻はこんな処に来ると元気が出る!)
18:00 自宅到着
     巨木から元気をもらったけど、やはり強行スケジュールで疲れた
     次回のドライブはもう少し妻へのサービスも要りそうだ


香美町村岡地区の棚田

2006-05-01 | ぶらっと-棚田
ハチ北温泉に立ち寄った時、棚田マップが館内に飾ってあった
「このマップ貰えますか?」と尋ねてみたが、あいにく貰えるものはなかった
このマップ、他のところにもあったし、宿泊した「ロッジかどま」のロビーにも飾ってあった

村岡地区には日本の棚田百選に選ばれた棚田が2箇所ある
しかし、今回それらの棚田を訪ねなかった

先ず、兎和野の大カツラから瀞川稲荷に向かう途中で見た「板仕野の棚田」は広大で素晴らしい景観だった




今日宿泊する「ロッジかどま」の部屋から見た棚田も素晴らしかった
見える棚田は高坂の棚田になるのだろうか?左手遠くにも棚田が広がっていた


明朝、朝食前に棚田を散策することにした
ナビが適当に地図を表示してくれるが、見える棚田がどこの棚田なのか良く判らなかった
だけど、高坂の棚田ではないかと思われた







遠くに見える棚田は、口大谷、中大谷の棚田だろうか?


棚田百選のひとつでも何でもないが、見る者を魅了する棚田があちこちにあった

そして、国道9号線を走っただけで周りに見える棚田も私の目を楽しませてくれた

糸井の大カツラ

2006-05-01 | 樹木-兵庫/但馬

但馬1泊2日のドライブの最終地に選んだのは糸井の大カツラ
国指定天然記念物、推定樹齢2,000年、周りのヒコバエの周囲約20mの巨樹だ!

主幹が朽ち果てヒコバエだけのカツラは、やはり少し物足りなく思ってしまった
また、和池の大カツラ兎和野の大カツラ別宮の大カツラのようにカツラの根元を水が流れていないのも趣的に淋しく感じさせた
今から思えば、ドライブの最後を別宮の大カツラにさせれば良かったかも?
今回、4箇所の大カツラを訪れ、どれも素晴らしいものだったけれど、個人的には別宮の大カツラが一番良かった
それは、大カツラが棚田を見下ろしその向こうに見える氷ノ山の雄姿があったから…
また、大カツラの根元を流れる湧き水がやがて山里の棚田へと導かれて行く風景に、自然と人間との営みが身近に感じられたからだった

それはさておき、この糸井の大カツラは他のカツラと違って国天なんだから凄い
かつて主幹の根元にヒコバエが生え、主幹が朽ち果ててヒコバエだけになり、そのヒコバエが大きくなってヒコバエにヒコバエが生える
何百年後、糸井の大カツラはどんな姿になっているのだろうか?
そんな他愛もないことを夢想して但馬のドライブは終わった


糸井の大カツラへの山道
途中、不動の滝で一旦駐車して覗いてみたが、名前負けしている!


細くて岩が今にも落ちてきそうな山道を進んで行くと、やがて駐車場に辿り着く
ここに車を停め徒歩(片道600m)で大カツラを目指す


途中、岩崩れの保護柵が無残にも壊れていた
斜面には今にも落ちてきそうな大岩があった
この場所は素早く通り過ぎた方が賢明だ


やがて、大カツラが見えた
みずみずしい新緑が美しい!




ヒコバエが私よりも大きいのだから参ってしまった…













なんじゃもんじゃの木

2006-05-01 | 樹木-兵庫/但馬

出石の町をぶらぶらと散策し、出石そばも腹一杯食べた
歩き疲れたせいもあるかも知れないが、やたら出石そばが美味しかった

さて、今回のドライブの最終地である「糸井の大カツラ」を目指して一般道の和田山出石線を南下した
最初は快速道路だったが山道となる辺りから細いクネクネ道となった
「TIIDAよ、止まるなよ!」と言い聞かせた
もうあの絶望感は味わいたくない…

もう直ぐ和田山町という辺りで妻が「なんじゃもんじゃの木ってあるよ」と叫んだ
そうそう、その名前の木をどこかで読んだことがあった
"なんじゃもんじゃ"って何?訳が判らん…と無視した記憶がある
その木が直ぐ傍にあるというので車を道路脇に停めて徳神社境内へ入って行った





これが「なんじゃもんじゃの木」
カゴノキから枝分かれしたようにツバキが生えていた






カゴノキが巨木になって近くにあったツバキを抱き込んでしまったのか?
それとも、誰かが面白半分にカゴノキの幹にツバキを挿し木したのだろうか?
縁結びのご神木で奇妙な木であることには間違いないが、個人的にはそれ以上の興味が沸かなかった


出石 石部神社の大ケヤキ

2006-05-01 | 樹木-兵庫/但馬
出石と言えば小京都でもあり、皿そばでも全国的に有名な観光地である
その出石の市街地から外れた出石高校の隣に石部神社があり、境内に県第4位の幹周7.8m、樹高30m、推定樹齢1,000年の大ケヤキ(市指定天然記念物)がある

見た瞬間凄い!と胸が高鳴った
県指定に格上げしてあげても良いのでは?
それほど、観る者を圧倒する迫力がある
兵庫県では、足鹿神社の大ケヤキ(通称:八代の大ケヤキ)、寸原の大ケヤキ油利大歳神社のケヤキ等を見てきたが、今まで見た中でこのケヤキが一番素晴らしく風格があるものだと思った














長楽寺のチリツバキ

2006-05-01 | 樹木-兵庫/但馬

まだツバキの花は大丈夫だろうかと思いながら長楽寺のチリツバキを訪ねた
駐車場からジグザグ状の階段を延々と登って行くと仁王門に辿り着いた

長楽寺のチリツバキは県指定天然記念物で、幹周1.9m、樹高7m、推定樹齢350年











ツバキの根元周りを散ったツバキの花がじゅうたんのようになることから「チリツバキ」と呼ばれているらしい
しかし、木が弱ってきていることから最近治療を受けたと聞いた

今年は花自体が少なかったようだ


名色のイロハモミジ

2006-05-01 | 樹木-兵庫/但馬
神鍋高原の名色という集落に県郷土記念物であり、市指定天然記念物でもある「名色のイロハモミジ」がある
幹周3.7m、樹高15m、推定樹齢200年
「春の芽出しから初夏の若葉秋の紅葉と季節毎に七変化すると言われている」と、ネットにも書かれていたが、丁度周りの草取りをしていたおばあちゃんも同じことを言っていた

このモミジはお墓の中にある
お墓は旧家のものらしい(このモミジもそうだろうか?)

私が写真を撮っていると子犬を連れたおばさんが、草取りをしていたおばあちゃんと話をし出した
「大きな木を植えたらあかん、生気がその木に吸い取られて家が滅びるからなぁ…」
その部分の会話だけが耳に残った
この墓の旧家も今は寝たきりのおばあちゃん一人だとか…

巨木や古木を見ると生気を吸い取られる??
嫌な会話を耳にしたものだ…








天神社の大トチノキ

2006-05-01 | 樹木-兵庫/但馬
日高町万場スキー場の駐車場隣に天神社があり、県第3位の幹周8.5m、樹高35m、推定樹齢350年の大トチノキがある
この大トキノキは県郷土記念物で市指定天然記念物でもある
トチノキと言えば"とちもち"だけれど、どんな味だったのか覚えていない…


この広場はスキー客の駐車場となるようだ
その向こうが天神社の叢林


神社鳥居の近くに説明板が立っていた
神社周りは"環境緑地保全地域"であるらしい


神社の境内というよりも、神社の生垣のように大トチノキが立っている
まさしく巨木だ!
新芽が今にも開きそうになっていた
春を感じ出しているんだろう











日高町八坂神社のケヤキ

2006-05-01 | 樹木-兵庫/但馬

長い長い蘇武トンネル出ると日高町の神鍋高原だ
位置的には日高町の西の外れで、この辺りは奥神鍋と呼ばれているらしい
その水口に八坂神社がありケヤキの巨木が境内を所狭しと立っていた
遠くから見るとその場所だけが異様な雰囲気をかもし出していた











境内から車の方を振り返ると、遠く雪が残る蘇武岳(1,074m)が見えた



香美町村岡区森脇のイチョウ

2006-05-01 | 樹木-兵庫/但馬
国道9号線から今日の宿の"ロッジかどま"へ向かう村岡美方線(89号線)に入ってまもなく面白い樹形のイチョウの木が目に留まった
その日はそのまま通り過ぎて宿へ向かった
翌朝、朝食まで時間を利用して辺りを車で徘徊し宿に戻ろうとした時、またあのイチョウを目にした
思わず、車から降りて写真に収めた
場所は多分この辺りだったと思う

この樹形を見て最近訪れた「岩座神の千本杉」を思い出した
幹周はそれほど太くはないが樹齢300年程度は経っているように思われる
民家の庭先に気持ち良く育っている姿が妙に美しく思えた