Across the border line Ry Cooder 1987
ポール・サイモンが、ワールド・ミュージックを自らの音楽に取り込み、よりビックになっていった人だとすれば、このライ・クーダーもまたそれが言えるミュージシャンだと思います。
ライ・クーダーは、多くのロック・ミュージシャンと同じでブルース系の音楽からスタートした人だったと思いますが、次第に各国のルーツ音楽を自分の音楽に取り入れるようになりました。
学生時代に巡り会ったライ・クーダーのデビュー・アルバム「ライ・クーダー登場」だったかと思いますが、このアルバムも自分の音楽的価値観を変えてしまった一枚でした。
二十歳くらいだったかと思いますが、その前は、ブリティッシュ系のロック・サウンドからアメリカのサザン・ロック系の音楽をよく聴いていたのですが、ライ・クーダーを聴いて、ルーツ系の音楽に傾倒するようになっていった気がします。
この歌は、ライ・クーダーが歌う曲の中でも「ダーク・エンド・オブ・ザ・ストリート」と並び、大好きな歌です。
しかし、ライ・クーダーの歌はいつもどこかに郷愁を感じさせるものがあり、懐かしい気分にさせてくれますねぇ。
小生は、70年代あたりのバックミュージシャンとしての絶妙な彼のギター・プレイが大好きでした。
だから年とっても聞いていない?!(笑い)
いつもコメント、ありがとうございます。
>若い頃は・・・
kashinさんのキャッチ、かっこいいですね。kashinさんのブログを見ていて、いつもそう思っています。
ただし、写真のこととか芸術が分からないので、コメントのしようがなくて、ゴメンなさい。m(_ _)m
メキシコからリオ・グランデを渡って国境を越える人たちの姿が目に浮かんできます。でも越えた後のことを歌っているんですね。歌詞からは時代を感じますが、今でも本質は変わってないですね。
そういう歌だったんですね。雰囲気的には何となくそんな感じがしていましたが、知りませんでした。(笑)
人生、誰でも自分のボーダーラインを越えていかなければならないということで、心に響いてくる歌なのでしょうね。