Eight-Door Memories

~ 〃歌探し人〃 takaboh のブログ ~         ※コメントは、管理者の承認後に表示されます。

ジョン・レンボーン

2015-03-27 20:36:07 | ブリティッシュ


  John Renbourn & Wizz Jones play "Buckets of Rain"

 英国のギタリスト、ジョン・レンボーンが亡くなったそうです。

 彼は、既に亡くなったギタリスト、バート・ジャンシュとともにペンタングルという有名なフォークロック・バンドのオリジナル・メンバーでした。

 バートは、このところよく共に演奏活動していたWizz Jonesとのツアー中だったそうですが、3月25日のグラスゴーでのライブに姿を見せず、関係者が警察に連絡したところ、26日に自宅で亡くなっている彼を発見したとのことです。

 死因は心臓発作で、70歳だったそうです。

 英国のフォークロックバンド、ペンタングル(Pentangle)のオリジナル・メンバーであったギタリストのジョン・レンボーン(John Renbourn)が死去。英ガーディアン紙によれば、ジョンはヴォーカリストのWizz Jonesとツアー中でしたが、3月25日にグラスゴーで行う予定であったライヴに現れず、心配した関係者が警察に連絡。翌日26日に警察が自宅を訪れたところ、亡くなっているジョンを発見。

 警察によれば、心臓発作を起こしたようです。70歳でした。いろいろなミュージシャンに影響を与えた偉大なるギタリストでした。こうして、かつて親しんでいたミュージシャンが亡くなっていくのは、寂しい限りです。

 ご冥福をお祈りいたします。


ジャクソン・ブラウン

2015-03-26 10:14:47 | マイ・フェイバリット


  Jackson Browne - Barricades of Heaven - Tokyo - 11 Mar 2015

 3月は卒業、転勤、就職などで忙しい時期ですが、小生もいろいろと忙しく、ジャクソン・ブラウンのライブも含め、今月は3回ほど上京したりしており、更新をサボっておりました。m(_ _)m

 しかしながら、未だジャクソン・ブラウンのライブの余韻に浸っていて、過去のいろいろな曲を聴いたりしてます。

 そのようなわけで3.11の東京公演の模様が動画として配信されておりましたので、少しお裾分けをさせていただきます。

 一曲目の「Barricades of Heaven」でした。こうして彼のライブがスタートいたしました。

 この動画はひっくり返ったりしていて、3.09の名古屋公演の動画のほうが見やすいのですが、実際に観た3.11を取り上げました。こうしてみるとやはり、その時を思い出し、背筋がゾクっとしてしまいます。

 その他、この日のライブで、「I Am Alive」、



  Jackson Browne I Am Alive-Tokyo 11.03.2015.

 そして、ピアノの弾き語りの「For A Dancer」です。



  Jackson Browne- For A Dancer-Tokyo-11 Mar 2015

 また3月5日にあったクロスビー・スティスル&ナッシュの東京公演になんとジャクソン・ブラウンが飛び入り参加して、1979年に行われた「ノー・ニュークス・コンサート」の再現で「The Crow On The Cradle」をグラハム・ナッシュと一緒に歌ったという素晴らしいハプニングがありました。



  Jackson Browne & Graham Nash - The Crow on the Cradle (LIve 2015)

 小生も久しぶりに「ノー・ニュークス」のLPレコードを取り出し、聴いてみました。



 久しぶりにギターなども取り出し、彼の歌も歌ってみたりとかしました。

ジャクソン・ブラウン・ライブ・レポート(2015/3/11) 

2015-03-13 20:09:00 | ライブ・レポート

                                                   (「プログラム」から)

 あの未曾有の大震災から5年目の去る3月11日、東京のオーチャードホールで大なわれたジャクソン・ブラウンのライブを観てきた。彼を知ったのは、小生が二十歳くらいだったので、かれこれ40年以上が経過したが、その当時、彼の曲は、他のシンガー&ソングライターにも取り上げられていて、そのデビューは「注目のシンガー&ソングライター」というような形容で、マニアックなファンに知られるのみだったと思う。その彼が今や大御所として紹介されるまでになり、ビッグになってしまったことを思うと感慨深いものがある。



 出かける前、9日行われた最初の名古屋公演のライブ・レポートを見ていたので、だいたいのセットリストは既に頭に入っていた。会場に着き、長年待っていた彼に会えるその時がやっと来ると思うと期待が高まったが、ふと前を見ると3列くらい前の席にピーター・バラカン氏の顔が見えた。

 やがて開演の時間になり、彼が登場し、大歓声が上がった。服装も態度も全く飾ったところがなく、自然体だ。そして、オープニングは、やはり「The Barricades of Heaven」だった。イントロが始まると再びの大歓声と拍手。サウンドとともにこちらの身体も自然にリズムに乗って来る。彼のヴォーカルは、キーはやや下がっているが、年齢を感じさせるところはまったくなく、素晴らしいの一言だった。



 こうして彼のライブが始まり、ほとんどが知っている曲なので、いろいろな想いとともに心の中に滲みてくる。じっくりと聴いていたいのだが、一曲が終わる毎に外人ファンがリクエストを要求するのには少々閉口した。ジャクソン・ブラウンも困りながら適当にあしらっている。

 彼のセットリストは、最新アルバムの「Standing In the Breach」からの曲を中心に各年代の曲を万遍なくちりばめたような構成だった。テンポがいい曲が続くかと思うとスローな聴かせる曲が続いてくる。お客を乗せて、盛り上げようというよりも歌のメッセージをしっかりと受け取ってほしいというようなスタンスに思えた。我々日本人は歌詞が分からないので、ちょっとその辺が厳しい部分があるので、ノリを期待してきたファンは、やや物足りなかったかもしれない。

 ライブは二部構成で、やはり日本公演だからかMCは控えめで、メンバー紹介も名前をさらっと紹介しただけで、それぞれのアドリブが入るというわけでもなく、シンプルなものだった。しかし、曲毎にギターのアドリブだったり、ハーモニーだったり、それぞれの聴かせ所がしっかり用意されていたのは、さすがだった。

 今回のライブを観ようと決めたのは、今回が6年ぶりの来日ということと彼の年齢、最新アルバムの「Standing In the Breach」が曲の出来、そしてサウンド面がすごく良かったことで、メンバー的にも充実していると思えたことだった。実際、ライブのサウンド面は、予想どおり、期待していたとおり素晴らしいものだった。

 特に気に入ったのは、やはりマルチ・ギター・プレイヤーのグレック・リーズの加入だった。ヴァル・マッカラムとのからみは素晴らしく、彼のペダル・スティール(ラップ・スティール?)やドブロが各曲にふんだんに入っていて、それは70年代のカントリー・ロックやウエストコースト・サウンドを想わせるものだった。またバック・ヴォーカルの二人のディーバ達もジャクソンの歌を引き立たせていて、素晴らしかった。彼が「最高のバンドだ」と言ったのもまさに納得できた。



 ラストが近づいてくるにつれて、前列のファンは、スタンディングが多くなってきて、「The Pretender」、「Running on Empty」でラストになった。アンコール時には総立ち状態になり、リクエストどおりの「Take It Easy」。そしてアルバム「For Everyman」の流れのとおり「Our Lady of the Well」と続き、最後は、やはり3.11ということで、メッセージの後に流れてきた曲は、必ず来るであろうと思われた「Before The Deluge」だった。そして「アリガトウ」という言葉を残し、彼はステージを後にした。時計はもうすぐ午後10時という時間だった。

 感想はというと、あっという間のライブだったので、正直もっと聴きたかったので、やや物足りなかったし、残念だったのは、名古屋公演に入っていた「Fountain of Sorrow」が抜けてしまったことだった。帰りのお客さんを見るとやはり40代から50代が多かった。女性も多かったが、落ち着いた人ばかりで、奇声や嬌声を上げるような人は誰もいなかった。

 小生の隣の席の方も女性だった。決して若くはなかったが、髪が長く、スタイルも良くて、バブル時代のお立ち台を想わせるような豹柄のコートとミニ・スカートというファッションで、非常に魅力的な方だったが、田舎者の小生としては最も苦手とするタイプで、やや気が散った。やはり渋谷は違う!?

 小生の物足りなかったというのは、贅沢な要求であり、ジャクソン・ブラウンのライブは、「身体で感じさせるものではなく、心で感じさせるものなんだ」という言葉が頭に浮かんできた帰り道だった。また、震災のことがあり、ジャクソン・ブラウンもノリを自重していたのかもしれないということも考えたりした。ライブの余韻は、お酒に例えると極上のバーボンのような酔いなのかもしれないと勝手に思った。留守番の妻に感謝しながら、渋谷の夜の街を歩き、駅へと向かった。

 今もオーチャードホールでは最後の東京公演が行われているだろうが、こうして既に普通の日常生活に戻ると夢から覚め、ライブがまぼろしだったようなそんな感じだ。でも、また彼の歌を歌ってみようかと思ったりした。

【セットリスト】

《Set One》
01. The Barricades of Heaven
02. Looking Into You
03. The Long Way Around
04. Leaving Winslow
05. These Days
06. Shaky Town
07. Just Say Yeah
08. I’m Alive
09. You Know The Night
10. For A Dancer

《Set Two》
11. Your Bright Baby Blues
12. Rock Me on the Water
13. If I Could Be Anywhere
14. Which Side?
15. Standing In the Breach
16. Looking East
17. The Birds of St. Marks
18. Doctor My Eyes
19. Sleeps Dark And Silent Gate
20. The Pretender
21. Running on Empty

《Encore》
22. Take It Easy
23. Our Lady of the Well
24. Before The Deluge


ランジェラス

2015-03-07 11:05:14 | カントリー・ブルーグラス


  L'Angelus "Wait a Minute" live in Ireland

 大好きなハーブ・ペダーセンの「Wait a Minute」を若い兄弟バンドがしっとりと素敵なハーモニーで聴かせてくれたので、取り上げてみました。

 このバンドは、ルイジアナの兄弟バンドだそうですが、最初の映像やどこかアイリッシュ・ミュージックを想わせるような出だしを感じたのですが、ライブ会場がアイルランドだったですね。

 他の歌を聴いてみるとフランス語の歌やケイジャン・ミュージックなどを演奏していますので、やはりルイジアナのバンドだなと思いました。

 兄弟ならではの素晴らしいハーモニーですが、アメリカは、素敵な家族バンドが多いですね!

 ケイジャンというと古い記憶では、後にフライング・ブリトー・バンドにも加入したスワンプ・ウォーターのギブ・ギルボウとかを思い出します。

 この歌は、ハープ・ペダーセンの「SOUTHWEST」に入っておりました。デザート・ローズ・バンドでもよく歌っていましたね。



  Chris Hillman & Herb Pedersen - Wait a Minute [Live at WAMU's Bluegrass Country]

 最後は、クリス・ヒルマン&ハーブ・ペダーセンで締めたいと思います。