Tony Joe White - Even Trolls Love Rock & Roll
本日はトニー・ジョー・ホワイトを取り上げましたが、40年前、南部のダウン・トゥ・アースな泥臭い音楽のことを"スワンプ・ミュージック”というふうに言っておりました。
今は恐らくこの言葉は死語になっている?ものと思われますが、その代表格と言われていたミュージシャンが、このトニー・ジョー・ホワイトでした。
過去形を使ってしまいましたが、70歳くらいになる現在もまだまだ元気に歌っているようです。
渋いミュージシャンですが、彼のことを知ったのは、以外に早く高校時代のことでした。当時、エルビス・プレスリーの「エルビス・オン・ステージ」という映画が大流行していて、友人と観に行きました。
映画のエルビスは、歌もいいですが、そのアクションも空手風だったりとかで非常にかっこよく、女性ファンも熱狂的で、今でも強く記憶に残っています。バック・ギタリストはジェームス・バートンではなかったか?と思っています。
そして、その映画の中で歌った曲の中に「ポーク・サラダ・アニー」という歌があり、作者がトニー・ジョー・ホワイトだということを知ったのでした。名前しか分かりませんでしたが、名前はしっかりと記憶に残っていました。
昔は、シンガーとコンポーザーの分業が普通でした。当時は、流行している歌のほとんどが他のソングライターが書いたものでした。それが次第にソングライターも自分の歌を自分で歌うようになり、シンガー&ソングライターが出てきて、それがまた次第に普通のことになっていったのです。
小生は、ラジオから流れる洋楽を好きになり、ハードなロックも聴いていましたが、曲の作者にも興味があったので、20歳くらいからシンガー&ソングライターの歌を中心に聴くようになったものでした。
大学に入り、スワンプのかっこよさを知り、トニー・ジョー・ホワイトやその他のアーティストの数々の名盤を探し求めました。アラン・ガーバーやロジャー・ティリスン、ドン・ニックス、ダン・ペン、ジム・パルト、etc・・・。
これらのアルバムも、この歳になって思い出し、聴こうと思ってアルバムを探しましたが、手放すはずがないのに、見つからないアルバムもありました。心当たりはあるのですが、今となってはもう諦めるしかありません・・・。
しかし、彼の声は、低音で渋く、かっこいいですよね。「ポーク・サラダ・アニー」も今回の歌のように、トーキング・ブルースのように、語りからギターとハープで盛り上がっていく歌でした。
どちらが先なのか分かりませんが、エルビスはギターこそトニー・ジョーにようには弾きませんが、風貌等はお互いに雰囲気が似ていますね!
男っぽい彼の魅力は、今だに少しも変わっていません。これからも元気で頑張ってほしいと思います。