中学生の頃だったか、クリームというロック・バンドの「サンシャイン・オブ・ヨア・ラブ」、「ホワイト・ルーム」などがラジオでよく流れていて、ギタリストのエリック・クラプトンを知りました。
彼等の「クロスロード」を初めて聴いた時は、鳥肌がたったのを今でも覚えています。ジョージ・ハリスンのバングラディッシュ・コンサートで映像としての彼を初めて観て以来、自分的には神様のような存在になりました。当時、クラプトンのソロ・アルバムやデレク&ドミノス、デラニー&ボニーのレコードに夢中になっていたものです。
クラプトンを追いかけているうちにブルースやアメリカ南部の音楽も知るようになり、レゲエやいろいろな音楽にも触れることができたように思います。
でも1975年の武道館ライブを見た時は、自分的には普通のミュージシャンに見えて、失望したのを記憶しています。彼がバンドで弾くブルーズは、最近、あまり好きではありません。クラプトンのフレーズに飽きてしまったのでしょうか?
彼のヴォーカル、ギター、そしてソング・ライティングなどが素晴らしいのは勿論承知しておりますが、小生の好みとしては、ロック・バンドよりもアンプラグドのクラプトン、そしてロバート・ジョンソンのようなカントリー・ブルースなどを弾くクラプトンが好きです。
そのような意味から、今回はこの曲を取り上げました。この曲を最初に聴いたのは、ローリング・ストーズだったかな?
しかし、相棒のドイル・ブラムホールⅡ。かっこいいサウスポー・ギタリストですが、動画のソロの部分(2:07あたりから)をよく見ると噂どおり弦は逆張りのようですね。
普通、ギターは上部の弦が太くて低音を出すのですが、逆張りというのは、下部の弦を太い弦にしているということです。右利きのギターを左利きの人がそのまま持つような形です。
これでよく演奏できるものだと思うのですが、これで慣れてしまった人にはそういう心配は無用のようで、例をあげれば、ジミ・ヘンドリックス、アルバート・キング、オーティス・ラッシュなど結構あるものです。
日本人では、松崎しげるや甲斐よしひろなどがそうみたいですね。ちなみに、そう言えば、ジミヘンが生きていれば、今日が67歳の誕生日でした。
小生もほんとはこのようなロバート・ジョンソンを弾き語ってみたいのですが、まだ一曲もレパートリーがありません。(><)