今年を振り返る意味で、前回は、フィービ・スノウの訃報をお伝えしました。訃報を伝えるのは、辛いものがありますが、今日は本年6月3日に心臓発作で亡くなったアンドリュー・ゴールドを取り上げます。
70年代、前回も登場したリンダ・ロンシュタットのバック・バンドに良き仲間だったと思われるベースのケニー・エドワーズとともに参加し、全盛期の彼女を支えました。
自分が学生だった当時、リンダの「悪いあなた」がヒットし、ギターがかっこいいなと思っていましたが、弾いていたのは、アンドリュー・ゴールドでした。
Linda Ronstadt - You're No Good (1974)
今日の曲は、ソロになってからの彼の代表曲「ロンリー・ボーイ」ですが、これは彼の自伝を詩にしたものだと言われています。
彼は血筋が良く、父は有名な作曲家、母も歌手であり、彼自身はいろいろな楽器を弾きこなすマルチ・ミュージシャンとして多才さを発揮し、リンダ・ロンシュタットととも浮き名を流したりしました。
その後、ケニー・エドワーズ、ウェンディ・ウォルドマン、カーラ・ボノフらとブリンドルを結成したりしました。
Bryndle - "When Will I Be Loved"
「When Will I Be Loved」は、リンダ・ロンシュタットでお馴染みですが、エバリー・ブラザーズも歌っていたんですね。
彼はがんの治療もうけていたということです。「ロンリー・ボーイ」の出だしに「He was born on a summer day in 1951」とあるように享年59歳でした。
昨年は、ケニー・エドワーズも亡くなっていて、本当に寂しい限りです。
謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。