【相対性ゴルフ論】目指せ@月一ゴルフでシングル(級)

毎週行けば誰だってシングル。月一だから苦労する。心構えと頭の使いようで今日から貴方が別人になる【相対性ゴルフ論】。

「いろは」の「い」はグリップ

2005年12月06日 | 実戦ラウンド
■アマチュアは素振りが少ない。
 下手Pほど素振りが少ないようです。

 冬場こそスイングの土台作り。
 自宅で素振りをしましょう。
 駅のホームで傘スイングはダメですよ!

 あるコンペの朝のスタート。
 1番ティーグランドに、キャディさんが登場。
 自分のドライバーを抜いたと思ったらいきなり素振り。
 バックスイングで後ろに立っていた人の鼻に当ったのを見たことがあります。

 自宅で素振りするとしたら夜が多いようです。
 周囲に誰もいない安全なところでやりましょう。

■スイングの「いろは」の「い」はグリップです。

 「グリップに始まりグリップに終わる」 
 「グリップの下手な人は一生ゴルフが上手になれません」

 あのジャック・二クラスさえ
 毎年のシーズンオフに「姿勢とグルップ」をチャックしてもらうそうです。

■グリップのスタイルはいろいろあります。

 両手の関係で
 1、オーバーラッピング(左手のヒトサシ指の上に右手の小指を乗せる)
 2、ダブルオーバーラッピング(左手に右手の薬指と小指を乗せる)
 3、インターロッキング(左手のヒトサシ指と右手の小指を絡ませる)
 4、ベースボールグリップ(両手を重ねず、くっつけるだけ)

 要は2つの手をできるだけ1本に近い感覚にして握りましょうということです。

 握りの深さの関係で
 1、パームグリップ(主に左手のことで、指が短い人が手の平で握る)
 2、フィンガーグルップ(主に左手のことで、指で握る)

 握りの角度の関係で
 1、ストロンググリップ(主に左の手の甲の向き、画像がないと説明しづらい) 2、ウィークグリップ(主に左の手の甲の向き、   〃         )

 この他にも手首の角度、右手の支え方など、いろいろあります。

■しっかり握りましょう。
 野球バットやテニスラケットに比べて、クラブのグリップ(ここでは握る部分)は細くなっています。しかも一番長い道具です。
 スイングすると心もとない感じがします。

 要は馴れです。「ガシッ」とした鷲掴みの握力は必要ありません。
 素振りしてクラブがすっぽ抜けなければOKです。
 クラブがすっぽ抜けない最小限の握力で握りましょう。

 ここでも素振りが大切ですね。

 ご心配なく! ボールが当る瞬間はしっかり握っているものです。

 
■普段の練習はボールペンです。
 ゴルフクラブのグリップより細いものを使います。

 ヒトサシ指と小指を絡ませ、ボールペンを握ります。
 このとき、2本の親指が1本になるように握ってください。
 よく「雑巾を絞るような」と言われますが、近頃雑巾なんて絞りません。
 ファミレスで出てくるビニールに入ったオシボリ。
 あのオシボリを握った感じです。

■椅子に腰掛けたまま「1、2、3」と3回強めに握ったら一休みです。
 胸に前で握ります。強さを目で確認します。
 体の中央で握ることで左右差をなくします。

 一休みは両手を下ろして、両膝の間に起きます。
 座ったまま得意の7番Iのスタンスをとっているとイメージします。
 両膝の感覚は実際のスタンスと同じ幅で。
 ヒジの角度と手首の角度もできるだけ同じ角度で。
 
 一休み中の握りの強さがグリップの強さです!
 「1、2、3」でしぼるときはインパクトの強さです。

■このドリルは立ってすると、力が入りすぎます。
 座ったままで十分です。

 座ったまま、「廣野」の5番152yパー3を7番Iで狙います。
 バンカーに囲まれた砲台グリーン。
 前後左右に15yずれたらグリーンを外します。
 「グリーンに乗っても手を叩くな」、これが「廣野」のルールです。
 
 ここは安全に真ん中狙いです。
 イメージがわいてきました。ボールペングリップが汗ばんできます。
 チラッと左(ターゲットライン)を見ます。
 と、そこに部長の顔が! アッ、会議中でした。

 ボールペンという細いものを握って、違和感がなくなるまで握ります。
 違和感がなくなるとは、「これならクラブを触れそうだ」という感じです。

■退屈な会議中に最適なドリルです。
 ゴルフのことを考えれば、眠気も起きませんし、あくびもでません。