後進の書生に望むー勝海舟

「おれの見たところでは、今の書生輩は、ただ一科の学問を修めて、多少智慧がつけば、それで満足してしまつて、更に進んで世間の風霜に打たれ、人生の酸味を嘗めうといふほどの勇気をもつて居るものは、少いやうだ。こんな人間では、とても十年後の難局に当つて、さばきを付けるだけのことは出来まい。おれはこんな事を思ふと心配でならないよ」（勝海舟「氷川清話」より）
今の世の中は全体的に短絡でことを急ぎすぎているようです。もっと忍耐を持ってじっくりと事を構えて進む姿勢が必要です。

薬害エイズを考える山の手の会ー地道に活動を続けていきます

今日は薬害エイズを考える山の手の会。少人数ながら薬害被害者と共にざっくばらんな分かち合いをしております。世間では薬害問題も他人事、HIVエイズも他人事ー私たちの身近なところで問題は起きているのに自分のことで頭がいっぱい、SNSを使ってバーチャルな世界で実社会の問題が見えていないーまさに社会は危機的状況です。顔と顔をつけあわせた当事者意識を持った分かち合いー薬害エイズを考える山の手の会の基本スタイルです。これからも地道に活動を続けていきます。

樋野先生の「いい覚悟で生きる」読書会

今日は勝海舟記念下町浅草がん哲学外来メディカルカフェ。樋野興夫先生の著書「いい覚悟で生きる」の読書会でした。何度読んでも考えさせられる良い本です。自分の生活の中で見直していくことが大切ですね。ちょっと勝海舟や新渡戸稲造の言葉などおりまぜながら、私はやはり勝海舟にいってしまいますが・・・

がん哲学外来ーそれは長い人生の生きるすべを気づかせてくれる

本日は渋沢栄一記念王子がん哲学メディカルカフェ。大阪からわざわざ本日のカフェのために来られた東クリニックの東先生には大感謝です。分かち合いは今日もがん患者の生きるすべを抗がん剤の服用で髪の毛でぬける対応から就労の話と様々な分野におよび、一人ひとりががんによって悩む生き方を参加者の生の体験からそれぞれの生き方へ気づきを与えてくれます。正にがん哲学外来メディカルカフェは人生の生きるすべを気づかせてくれます。

子ども達に薬害をどう伝えていくかー第１８回薬害根絶フォーラム

本日はお茶の水の東京医科歯科大学で行われた全国薬害被害者団体連絡協議会主催の第１８回薬害根絶フォーラムに参加してきました。スモン、サリドマイド、薬害エイズ、薬害イレッサなど多くの薬害被害者が集まり各薬害の現状報告とともに今回のテーマは「子どもたちを被害者にも加害者にもさせないために」どうしたらよいか薬害被害者から薬害教育について現状の問題点と提言がなされました。HPVワクチン薬害訴訟の原告の父親もシンポジウムのパネリストとして被害にあって薬害教育の重要性を話されていました。現状報告の中でもHPVワクチン被害者本人が車椅子で登壇して被害実態を訴えられました。HPVワクチン被害者の訴えを聞いて薬害被害者の生の声を社会に伝えて今後も活動をなお一層続けていかなければと改めて思いました。