笑顔の江川

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社会問題を伝えるということーソーシャルメディアを考える

2010-08-10 20:28:45 | 日記
薬害エイズを考える山の手の会で薬害のことをどうやって若い世代に伝えていったらよいか話し合っていたらメンバーから若者にはブログやツイッターをやったらと言われアナログ世代のオジサンが慣れない手つきではじめてみました。この前録画に失敗しましたが最近ではユーストリームというネット中継もやってみました。テレビ・新聞のメディアと違いインターネットは双方向で中継を見ている人も議論に参加できます。ただ、ここで感じたのはテレビであれ新聞であれインターネットであれ受けての共感がないと次の動きにつながらないということです。
私は薬害エイズ・薬害肝炎問題の活動にそれぞれ関わりましたが、大きな動きをおこしたのは被害者の声を聞いて共感したということです。薬害エイズでは被害者層の多くが若い世代でその多くが亡くなっていきました。同じ世代の学生が「これはひどい!」と共感し同じ学生仲間を募って当時の厚生省を取り囲む「人間の鎖」という大きな運動に発展しました。薬害肝炎では、その被害者の層は出産時に被害を受けた主婦層が多く、運動に参加した学生は生まれた時の世代です。また被害を受けたお母さんたちが、お金で解決しようとする国の姿勢に対してテレビの前で「被害者の切捨ては許さない」と団結した姿も一般市民の共感を呼びました。その後の街頭宣伝では多くの人が積極的に署名の協力をしてくれました。
やはり共感がキーポイントですね。ツイッターはネット上で短い言葉でつぶやいたものが多くの人に発信していきますが、つぶやく人も多く、つぶやく言葉に共感しないとフォローしません。確かに共感すればインターネットの広がりは瞬時に多くの人に一方向でなく双方向で共感し多方面に共感していきます。さあ、この共感はどこまで広がっていくのでしょうか?
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