前にもご紹介しましたが毎日新聞社から「境界を生きる」という新刊書が出ています。心と体の性が合わない性同一性障害者や同性愛者の当事者の生の声をもとにこの社会で生きることの難しさが書かれています。親や学校、職場で理解されず差別・偏見の中で自殺に追い込まれたり学校の友人や生まれ故郷をはなれて孤独の中に生きていく様子、また、同じ境遇の人同士で助け合い自ら差別・偏見のない社会へ変えていこう活動を始める人、様々に正に社会の狭間ー境界にマイノリティ(少数者)として生きている現場を書いています。なんでも画一化されレールに乗れば便利な社会ですが、レールからはじき出された少数者は行き場を失います。画一化された社会は一見整っているかのように見えますが、一人ひとりの個性が失われ、その存在すら見失われます。一人ひとりの豊かな個性を分かち合う社会になれば、なんと素敵な社会になるでしょう。生きづらい社会から生きやすい社会へ活動を続けていきたいと思います。
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