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勝海舟の憂いー現代に向けて・・・

2013-09-01 16:53:37 | 日記

「歌詞などはまずくっても、誠さえあれば、鬼神は感動するよ。今の世の中は、実にこの誠というものが欠けている。政治とか経済といって騒いでいる連中も、真に国家を憂うるの誠から出たものは少ない。多くは私の利益や、名誉を求めるためだ。世間のものは『勝の老いぼれめが』といって嘲るかしらないが、実際おれは国家の前途を憂うるよ」(勝海舟「氷川清話」より)

勝海舟は明治20年ころには明治政府の依頼で幕末からの海軍や陸軍、外交の歴史を膨大な資料にまとめていて、時の政治に役立っています。しかし、現実の政治が藩閥政治の抗争にあけくれ、晩年には氷川清話で痛烈に批判しています。歴史は繰り返すといいますが、現代の政治や経済もまた、私の利益や名誉を求めるだけのものになっているようで勝海舟の言葉が現代に向けられているように感じます。

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