平戸藩主松浦壹岐守清ー隠居後ー松浦静山。私はこのお殿様が大好きでちょっと変わったお殿様でした。15歳でお殿様になるのですが47歳の時に隠居ー以後、平戸藩江戸下屋敷で82歳まで過ごします。実はこのお殿様は現役の時は役職への熱い想いが高く江戸城内では老中や上役に対して目立とうと動いていました。まあ、人間ですから出世欲はあるでしょうが、ここだけ見るとあまり好きではありませんでした。ところが興味を引いたのは隠居した後の江戸での暮らしは実に面白いです。江戸の町を徘徊して庶民の暮らしをつぶさに観察したり、様々な人々と会って、そのことを「甲子夜話」という書物に残しています。一説のは勝海舟の親爺勝小吉に会ったり、下屋敷に盗みに入った鼠小僧と対話したりしたという面白い逸話が残っています。益々興味を引いてきました。やはり人間は最後の人生がとっても大事ですね。
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