内村鑑三が代表的日本人の中の一人に上げている西郷隆盛はその人格に重きを置かれています。西郷隆盛の幕末から明治にかけての行動は「天の法に基づき、運動の方向を定める精神を知っていた」と内村鑑三は言います。敬天愛人こそが正に西郷隆盛の原動力ということです。その根本たる教えは聖書にあったのだと言うのです。キリスト教禁教のの幕末の頃から西郷隆盛は聖書を読んでいたようです。勝海舟にしろ西郷隆盛にしろどんな境遇にあってもその尊い教えを大切にして行動してきたことがうかがえます。正に混沌とした現代に最も必要なことだと思います。
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