幕末から明治にかけて生きた江戸城無血開城を成し遂げた勝海舟と昭和金融恐慌を駆け抜けたダルマ宰相の高橋是清が出会っている。チョット時代が違うように思えるが、実はこの二人明治6年に勝海舟の氷川の家で会っている。このことは高橋是清自伝に書いてあって、高橋是清が20歳の時でアメリカ人の通訳として勝邸を訪れている。その頃の勝海舟は参議海軍卿で現在では大臣でもかなり高名な存在であったが、高橋是清自伝にはこのように書かれている。「やがて粗服の上に木綿の小倉袴を着けた一人のお爺さんが、素足のままに出てきて、「どうぞ、こちらへお靴のままで」と案内する。・・・「さあ、お掛けなさい」と案内人は、まず我々に勧めて、やがて自らも椅子に掛けた。実はこの人が、最初玄関に出て来た時からこれは勝家の用人だろうぐらいに考えておった。・・・ところがこの老人が勝さんだと分って、これまた驚いた。」
身分や格好にこだわらない勝海舟らしい様子である。このような出会いが、後の昭和金融恐慌を駆け抜けた高橋是清の人生に与えた影響は大きいと思う。さて現代の永田町では・・・
身分や格好にこだわらない勝海舟らしい様子である。このような出会いが、後の昭和金融恐慌を駆け抜けた高橋是清の人生に与えた影響は大きいと思う。さて現代の永田町では・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます