「この頃元勲とかなんとか、自分でえらがる人達に、かういふ歌を詠んでやつたよ。
時ぞとて咲きいでそめかへり咲
咲くと見しまにはやも散りなん
あれらに分かるか知らん。自分で豪傑がるのは、実に見られないよ。伊藤もまた外国へ出掛けたさうな。いつまでも己惚りや強いのう。おれらはもう年が寄つた」(勝海舟「氷川清話」より)
ここに出てくる伊藤とは初代内閣総理大臣の伊藤博文。勝海舟は明治政府の元勲といわれる閣僚が薩摩長州の藩閥で権力争いをしているのをかなり厳しく指摘していました。強い権力ばかりに目が行って庶民が災害や公害などで苦しんでいるのを見ていないと痛烈に批判していました。明治になってから来年で150年。いまだに権力争いにあけくれる政治は、何も変わっていません。
時ぞとて咲きいでそめかへり咲
咲くと見しまにはやも散りなん
あれらに分かるか知らん。自分で豪傑がるのは、実に見られないよ。伊藤もまた外国へ出掛けたさうな。いつまでも己惚りや強いのう。おれらはもう年が寄つた」(勝海舟「氷川清話」より)
ここに出てくる伊藤とは初代内閣総理大臣の伊藤博文。勝海舟は明治政府の元勲といわれる閣僚が薩摩長州の藩閥で権力争いをしているのをかなり厳しく指摘していました。強い権力ばかりに目が行って庶民が災害や公害などで苦しんでいるのを見ていないと痛烈に批判していました。明治になってから来年で150年。いまだに権力争いにあけくれる政治は、何も変わっていません。
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