「気合の呼吸といっても、口では言われないが、およそ世間のことにはおのずから順潮と逆潮とがある。したがって気合も、人にかかってくるときと、自分にかかってくるときとがある。そこで、気合が人にかかったとみたら、すらりと横に躱すのだ。もし自分にかかってきたら、油断なく、ずんずん推してゆくのだ。しかし、この呼吸がいわゆる活学問で、とても書物や口頭の理屈ではわからない」(勝海舟「氷川清話」より)
勝海舟は理屈ではなく常に活学問ー体験から学ぶことを重視しています。体験は大人だけでなく子供も物心がつけば誰でもあることですから、つまりは誰でもが活学問を活かすことは出来るのです。それを活かすのは自分自身だということです。