若者の社会問題に対する関心ー社会起業家の動き

今、「「カタリバ」という授業」という本を読んでいます。大学生が高校生の無気力感に危機感を持ち社会を変えようと高校生に向けた独自の教育プログラムをつくって活動をはじめ今ではＮＰＯ法人になり２８０校におよぶ高校に活用されて活動しています。多くの大学生が就職活動する中、社会問題に関心を持ち大学卒業後も自らＮＰＯなどを立ち上げて社会問題の解決に取り組んでいる若者が少しずつ出始めています。私は、そういった社会起業家の活動に興味を持ち若手社会起業家を支援するＥＴＩＣやＳＶＰ東京という団体に時間が有ると顔を出したりしています。今までも南米エクアドルの森を守るために現地のコーヒー栽培を支援してフェアトレードコーヒーを販売しているスローウォターカフェやカンボジア児童買春問題に取り組むかものはしプロジェクトなどいずれも学生時代に出会った社会問題から卒業後自ら起業して活動している若者たちです。現実には難しい問題に直面しながらも活動を続け生き生きとしています。
私の関わっている薬害問題でも学生が関心を持って活動に関わっています。薬害の問題はまだまだ社会の中では関心が薄いかもしれませんが、若者が参加することによって社会の関心も徐々に注目されてきます。こういった動きが様々な活動を続けている若手社会起業家とつながって新しい社会創りにつながっていけばと期待しております。