to go somewhere, to be something

楽しいこと、好きなことをのんびりと書いていきます。
尚、当ブログにある文章、画像の無断転載はご遠慮いただいております。

2022年7月1日 長野・山梨旅行 一日目 その4(たてしな薫風)

2022年07月09日 18時12分59秒 | 旅行

本日の宿は「たてしな薫風」。2020年8月以来、2年ぶり4回目の宿泊になります。

前回宿泊の後に、いろいろ変わったということですが、果たしてどうでしょうか。

 

 

 

まず、変わったのがチェックイン。

ウェルカムドリンクがなくなり、ロビーではなく部屋でチェックインになりました。

ウエルカムドリンクの代わりに、部屋の冷蔵庫に500mlのビールが2本あり、無料で飲むことができます。

そのほか、ペットボトルのお茶、ミネラルウォーターもあり、こちらも無料です。

ちょっとしたお菓子類も用意されており、好きな時間に飲むことができる、という意味では自由度が増した、という考え方もできると思います。

 

部屋でチェックイン、これはどうなんでしょう。コロナ対策で荷物を運んで以降、部屋にスタッフは入らない、という宿が多いので。個人情報を他の客に聞かれない、という面では、良いやり方だとは思います。

 

 

 

今回の部屋は「和のついん」。一番ベーシックな客室です。

 

今年はすでに梅雨が明けましたが、本来はまだシーズン前の平日、ということで、かなりお得な価格設定となっています。この宿はシーズン、曜日による価格差が大きいので、うまく利用すると結構お得に宿泊することができます。

 

 

標高1500mを越える位置にあるため、本来は涼しいのでしょうが、今日は冷房がないと過ごせません。

 

 

 

温泉は、見た感じ変わっていないようです。良く温まるお湯なので、気持ち良いですが風呂上がりは汗が止まらなくなります。

 

 

 

ということで、夕食です。

夕食は以前は二部制でしたが、この日は17時半、18時のどちらかを選ぶ方式でした。客が多い時でも一部制なのかはわかりません。

 

以前はあった、ロビー前の小さな売店はなくなり、レストランの待合スペースになっています。

今回はテーブル席でしたが、以前あった、すだれは使用せず、テーブルが広くなりました。以前よりゆったりした配置になっているように感じられ、隣のテーブルと近い感じはありません。

 

 

 

この宿で一番変わった、と言われているのが食事です。さて、どのような内容なのでしょうか。

 

 

最初に出てきたのは 御箸染 一口信州蕎麦 胡桃かえし

まずはあいさつ代わりの一品です。

 

 

飲物は、最初はたてしなップルのシードル。燻製のような深い味わいがあり、一味違います。

 

 

前菜と食前酒。

食前酒はかりん酒。

グラスは蕃茄とオクラの吸いとろ。蕃茄はトマトです。

黄色い入れ物はささげ田舎煮。ささげはモロッコいんげんです。

白い器は根曲り竹つけ焼と信州焼味噌。焼味噌は蕎麦が入っていて、甘めで塩辛くなく、売っていたら買って帰りたいくらいです。

中央左上から 小鮎の化石寿し フルーツ鬼灯 あまご南蛮漬

 

 

 

御椀物 信州黄金シャモと信州餅 清汁仕立 夏芹ぜり 柚子

シャモの出汁がよく出ていて、おいしいです。

 

ここで、この先のメニューを見て、日本酒に変更します。ここの新しい食事は、ワインより日本酒がよく合います。

以前は何銘柄かありましたが、真澄のみになっていました。真澄でも何種類か用意されていますが、奥伝寒造りというのにしました。軽めで飲みやすい印象です。

 

 

 

御造里 信州大岩魚 プレミアム牛低温ロースト あしらい一式

 

魚も肉も、おいしいのですが、付け合わせの野菜がおいしいです。ビーツ、紅芯大根、アイスプラント・・・

特にアイスプラントはシャキシャキしていて、初めての食感でした。

何度も言っていますが、野菜のおいしい宿の食事にはずれはないと思っています。

 

 

炊き合わせ 夏野菜の冷やしのっぺい 鳥そぼろ庵掛け 冬瓜 南瓜 ミニトマト スナップ豌豆 みょうが

味付けはオーソドックス、しかしトマトが効いています。トマトは出汁との相性抜群です。

 

 

御焼物 信州茄子 田楽焼き 信州サーモン チーズ トマト 万願寺唐辛子

 

チーズと味噌、茄子の相性が抜群です。

 

台の物 蓼科白樺鍋 信州プレミアム牛と蓼科高原野菜

豆乳鍋、なのですが、豆乳だけではなく出汁、味噌等がブレンドされているので、このスープだけでも十分おいしいです。普通の豆乳鍋とは一味も二味も違います。

肉もよい肉で、ここまで来ても持たれることなくすっと食べられてしまいます。

 

 

 

揚げ物 浸味大根カリカリ揚げ 香魚とおかひじきの天ぷら 岩塩 酢柑

留め肴 岩茸と寒天のポン酢ジュレ掛け

おかひじきの天ぷらは初めて見ました。この辺ではおかひじきは天ぷらにするのですかね。翌日産直でみたおかひじきも天ぷらに、と書いてありました。

最後に天ぷらを持ってくるのはなかなかチャレンジングだと思いますが、それだけ自信があるということと受け取りました。

 

 

 

食事 古代縄文飯 香の物 留め椀 赤出し汁

ご飯はお代わりできるとのことですが、もうそこまで入りません。

 

 

デザート 手づくりプリン 揚りんごと信州ワインのジュレかけ

硬めのプリンが好みです。ワインのジュレも酸味のあるカラメル風で、良い味出してます。

 

以前はデザートはロビーでも食べることができましたが、今は食事処でのみ、のようです。

 

 

 

「たてしな薫風」の夕食は、確かに以前とは変わりました。変わりましたが、以前の料理と比較して、という視点を外してみた場合、ポイントを押さえたレベルの高いおいしい料理だと思います。

個人的には、非常に満足できる内容でした。

 

 

食後にロビーへ。

 

某CMに登場した暖炉は健在です。

 

 

ロビーにコーヒーマシンが置かれ、自由に利用できるようになっています。

 

外からは雷鳴が聞こえ、雨が降っているようです。大分気温が下がりました。

 

 

                                     <二日目に続く>

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2022年7月1日 長野・山梨旅... | トップ | 2022年7月2日 長野・山梨旅... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旅行」カテゴリの最新記事