長崎電軌 5系統で終点の石橋まで移動します。
ここから、グラバースカイロードでグラバー園に向かいます。
「グラバースカイロード」は斜面に架かる斜行式エレベーターで、乗車料金はかかりません。名前からしてグラバー園の施設のようですが、実は公道です。
途中何か所か停止する場所があり、地元の人も利用しています、というよりもともと地元の人用の施設を、グラバー園に行く人が利用させてもらっているということになります。
最上階まで行くと、長崎市内を一望することができます。
グラバー園へは、ここからさらに垂直移動式の(普通の)エレベーターに乗る必要があります。
エレベーターまでは少し歩きますが、その途中で全く警戒心のないやつを発見しました。
やっぱりしっぽは短いです。いや、長崎では長いほうです。
まあ、慣れたもんです。
ここには、他にも何匹か猫がいましたが、全く緊張感がありません。
毎日こんな感じなのでしょう。
エレベーターを昇ると、長崎港が一望できます。
緑の多いところで、新緑がきれいです。
グラバー園の第二ゲートから入園します。
第二ゲートは、斜面に立つグラバー園の最上部にあリます。つまり、第二ゲートから入ると登ることなくグラバー園を見て回ることができます。
グラバー園といえば世界遺産候補でもあるグラバー邸が有名ですが、実際には他にも多くの建物があり、かなり広いです。
また、植栽もきれいで、テーマパークに近い施設です。
今日は、園内のどこからでもサファイアプリンセス号が見えます。
かなり暑いので、園内にあるガーデンカフェで休憩します。
長崎名物の食べるミルクセーキ。
あと、ビールを頼んだのですが、缶ビールを氷水で冷しているだけなのですが、これが冷えていておいしかったです。グラバー園自体が三菱系と関連があるためか、キリンラガービールです。
そして、グラバー園では、レトロ衣装の貸し出しをやっていました。30分600円という低料金のためか、若い人を中心に人気があるようで、結構歩いている人を見かけました。
旧オルト邸。この建物は花でいっぱいでした。
庭園のバラ棚の花が見事です。ナニワイバラだそうです。
内部もきれいに保存されています。
旧スチイル記念学校。内部は船の模型の展示がされていました。
そして、旧グラバー住宅へ。
コロニアル様式と呼ばれる、軒の深いベランダを設けたスタイルは、もともと高温多湿のアジアの植民地で風通しを良くするための工夫である、ということは数年前に、まだ世界遺産になる前の富岡製糸場のガイドさんに教えてもらいました。
富岡製糸場にも外国人技師用の建物があり、グラバー邸と同じコロニアル様式、という説明があったのですが、いまや富岡製糸場は世界遺産となり、こちらも世界遺産候補となっています。
台所のレンガは厚さが薄いもので、当時厚いレンガを焼く技術がなかったという日本製なのでしょう。
内部に展示されている狛犬は、キリンビールのマークのもとになったものだそうです。
グラバーはキリンビールの前身の会社の社長も務めたということです。
ここからはすぐ隣の大浦天主堂も見ることができます。
グラバー園、思ったよりも広く、見どころも多いため、ゆっくり時間をかけて見学しました。
グラバー園を出るときに、長崎伝統芸能館を通ることになります。
ここは、長崎くんちの曳物を展示しており、紹介映像も流されています。何より涼しいので、暑い中歩いてきた後の休憩にはちょうどよい場所です。
しかし、紹介映像もなかなか面白く、約20分全部見てしまいました。
<その5に続く>
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