to go somewhere, to be something

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2011年8月18日 おいしい山形 2日目 その2

2011年08月27日 22時13分06秒 | 旅行

雨の中、庄内平野を北上します。

途中、NHKラジオで高校野球を聞いていますが、頻繁に山形県災害情報が入ってきます。途中で越える川も濁流と化しています。

そして、庄内平野の北端、遊佐町にある、「道の駅 鳥海ふらっと」までやってきました。

 

 

この辺は、天気がよければ鳥海山がきれいに見えるのですが。

 

 

わざわざここまで来た理由は、「岩がき」を食べるためです。

この辺では夏の間だけ岩がきの漁が行われ、ちょうどこの時期に来ると食べることができるのです。この辺の岩がきは、鳥海山の伏流水のおかげで非常に美味しいのです。しかも、道の駅の直売所だと、かなり安く、おいしいのです。

実際、この時期に何ヶ所かで岩がきを食べましたが、道の駅の直売所で食べるのが一番美味しいと思います。ちなみに、ここよりさらに北上すると、鳥海山の秋田側に「道の駅 象潟ねむの丘」の直売所でも食べることができます。個人的には象潟のほうがさらに美味しいと思います。

 

ところが、本日の直売所にはこのような貼紙が。

残念ながら天候には勝てません。

後で聞いた話ですが、地震の影響で海底に変化があったのか、今年の岩がきは状態が良くないとのことです。

 

 

しかし、ここまで来た目的は岩がきだけではありません。庄内メロンです。

 

この辺の海岸沿いは砂地で、メロンの栽培に適しており、おいしい庄内メロンが採れます。この辺の特徴は、品種が多いことで、青肉系、赤肉系それぞれ数種類があり迷いますが、今回は「パンナ」という品種を買ってみました。

 

食べてみると、水分が少なめでもっちりした感じの果肉でした。

 

 

さて、遊佐からは一気に南下し、湯野浜温泉を目指します。晴れていればこの辺も見所は多いのですが、悪天候と、何度も来ているため今回は先を急ぎます。

酒田も鶴岡も素通りし、海沿いに南下し、やってきたのは「窪畑ファーム ファーマーズマルシェ」。以前この辺に来たときには必ず湯野浜温泉に泊まっていたのですが、そのときにはありませんでした。

 

 

 窪畑ファームは、この近くでこだわりのトマトつくりを行っているようで、最近は有名になりつつあるようです。店内はトマトが一杯です。

ここで、トマトのジェラートを食べてみました。

 ピンクの部分がトマトです。食べてみると、当然ですがトマトの味がします・・・

最近、トマトのスイーツも結構ありますが、個人的にはトマトはスイーツにはむいていないと思います。

そして、トマトも購入してみました。

 

酸味が強く、水分少なめで結構濃厚です。美味しいトマトであることには間違いはありませんが、個人的には大蔵村のトマトのほうが好みです。

しかし、 このような店ができることは、この辺の農業は元気があるように感じます。

 

 

 

次に、大山地区に向かいます。

大山地区は鶴岡中心部の西側、JR羽越本線の羽前大山駅の周辺になります。今でこそ特急も止まらない小さな駅ですが、その昔は天領として栄えたそうで、今でも古い町並みが残るほか、酒蔵が4軒もある古い街です。先ほど購入した栄光富士もここのお酒です。

そして、ここにも美味しいものがあるのです。

 

まずは、漬物の「本長」。観光バスも乗り付けるほどの有名店ですが、ここの漬物は美味しいです。

表はこのような立派な店構えですが、店内の品揃えは少なめ、実は裏にも売り場があり、裏のほうが品揃えも多いのでここにきたら裏に行くべし。

 

 

 

ここは地元産野菜の漬物の種類が多く、今の時期は民田茄子の浅漬けがお勧めです。

 

 

 

漬物は有名ですが、実は大山には隠れた名物があるのです。

それは、バタどら。実はバタどらが好きで、いろいろと探しているのですが、なかなか美味しいバタどらには出会えません。しかし、ここ大山には二軒もバタどらの名店があるのです。

 

まずは、福田屋。こちらは洋菓子と和菓子を同じ店内で扱っています。こちらのバタどらは、しっかり実がつまった感じです。

 

 

続いて、玉屋。

こちらのご主人は修行時代カステラばかり作っていたとのことで、何を作ってもカステラになってしまうと笑っていました。確かに、皮がふわふわの軽い感じです。 

 

 

 

左が福田屋、右が玉屋のバタどらです。この辺に行ったらぜひ食べてみてください。

 

 

 

そろそろ本日の宿泊地、湯田川温泉に向かうことにします。

 

 

湯田川温泉に来るのは二度目、前回は5~6年くらい前だったでしょうか。

 

これが温泉街のメイン通り。小さな温泉街です。

 

 

温泉街の中心、共同浴場の正面湯です。

 

 

 

最近では映画の影響で有名になってきています。

 

 

しかし、街中を歩くと、結構廃業した旅館が目立ち、お世辞にも元気があるようには見えません。前に来たときのほうが活気があったように思います。

ここにはキャパの大きな旅館がないので、映画ブームでやってきた団体客は湯野浜は温海に行ってしまうのかもしれません。

 

今回の宿泊は、そんな湯田川温泉にあって元気のある、「九兵衛旅館」です。

 

 

(九兵衛旅館編に続く)

 

 

 

 

おまけ

 

温泉街で見かけた猫。前足を怪我していましたが、治ったかな?

 

 

 

 

 

コメント
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